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中村沙羅の話

デビュー作「ふしぎ荘で夕食を」の発売を1週間後に控えているのですが今ひとつ実感がない……実感を得るために今日も彼らの話をさせてください。今日は沙羅です。沙羅の話、わたし前にもしたよね〜と思うのですが改めて……。

村谷由香里です。
noteをご覧いただきありがとうございます。

中村沙羅は本作のサブヒロインで、1章で新入生として深山荘にやってきます。特設サイトの試し読みを読んでいただいた方はご存知かと思うのですが、人見知りで物静かで、瞑想が趣味という寺生まれの女の子です。

1章ではそんな感じなのですが、2章以降は多分メイン4人の中でいちばんよく喋る元気な子になります。
特設サイトの2章のあらすじを見ていただいてもそんな雰囲気ありますよね。沙羅の本領は2章からです。彼女は一度懐に入るとすごい勢いで心を開き、持ち前の末っ子気質で周りからめちゃくちゃ好かれます。

わたし自身、書いている間ずっと沙羅が可愛くて仕方がありませんでした。七瀬と夏乃子は物語の主軸を担う存在なので、彼と彼女のドラマを邪魔しないように細心の注意を払っていたのですが、沙羅はサブヒロインという自由度の高いポジションにいたので、ずっと好きに遊んでもらっていました。
近いうちに書きますが児玉さんもそうです。沙羅と児玉さんが好き勝手してるのを書くのが、というか、眺めているのがこの物語を書いている間の楽しみでした。

彼女には明確なモデルはいないのですが、書いている間にわたしの同人サークルにいる大学生の女の子に似てきて笑ってしまいました。わたしの中にある「後輩の女の子」の像が、今完全に彼女と重なっているんでしょうね。
わたしのツイッターをご存知の方も多いと思いますが、彼女は「#由香里さんが死んでいる」という謎のハッシュタグで架空の由香里と一緒に暮らしている女の子でもあります。

フィクションは現実からしか生まれないと思うんですけど、沙羅の中にもわたしの現実が生きている。
どんどん愉快なキャラクターになっていく深山荘の末っ子をよろしくお願い致します。

***

4/25に第25回メディアワークス文庫賞を受賞したデビュー作「ふしぎ荘で夕食を〜幽霊、ときどき、カレーライス〜」が発売になります!

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