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【映画】『クリード チャンプを継ぐ』

『クリード チャンプを継ぐ男』

監督:ライアン・クーグラー
脚本:ライアン・クーグラー
   アーロン・コヴィントン
出演者
マイケル・B・ジョーダン
シルヴェスター・スタローン
テッサ・トンプソン
フィリシア・ラシャド
アンソニー・ベリュー

内容紹介
ロッキーが再び立ち上がる。親友アポロの息子をチャンピオンにするために。
元ヘビー級王者アポロ・クリードの愛人の息子アドニスは、
生まれる前に死んだ父を知らずに育つ。
だが、その血に流れる戦いへの情熱は抑えられず、
かつて父と歴史に残る激闘を繰り広げたロッキー・バルボアを探し出し、トレーナーを依頼する。
一度は断るロッキーだが、親友アポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見出し、
アドニスをチャンピオンにすると決意。
果たして絶対的不利なアドニスと、かつての英雄ロッキーは奇跡を起こすことができるのか! ?

ネタバレはあるかもしれないですね。


ロッキーが好きだ。
いや、好きだとか、嫌いだとか、面白いといか、つまらないとかそんな話は不毛な議論だ。

はじめてクリードの情報を得たのは、ネットのおもしろニュースだったと記憶している。

ロッキーのファンがロッキーの撮影場所にいったらそこに、偶然ロッキーの新作のためにロケハンだかなにかに来ていたシルベスター・スタローンに会ってしまった。
そんな記事だった。

「ロッキーの新作?」
たしかその記事でそう書かれたと記憶している。

オレにとってロッキーといえば『ロッキー4 炎の友情』だ。
理由は簡単で子供の頃にテレビで見たからだ。
ロッキーをはじめてみたのが4作品目だった、というだけだ。
1作目を観たのはずいぶんあとの話で、「なんでもっと早く観なかったんだ」と後悔した。

シリーズが続けば色々言われるけど、関係ない。
ロッキーはどれを取っても好きだ。
その中で順位があるかもしれないというだけだ。

クリードは劇場で観た。
わざわざ観に行った。

観ていて、徐々に不安になってきた。
「期待してきたのに、もしかしてオレはロッキーを否定しなくてはいけないのじゃないのか?」
そんな不安だ。

しかし、それは突然訪れた。
ラスト近くの試合中のシーンだ。

『親父の二の舞だ、やめよう』
そう言って試合を止めようとするロッキーに、クリードは言うのだ。

『止めないでくれ証明する、俺は“過ち”じゃない』

このシーン、いや、この台詞だけで号泣ですよ。
もう、これだけで、名作ですよ!

『お前は過ちなんかじゃないよ!!』
オレはクリードにそう言ってやりたかった。

お前は過ちなんかなじゃない、
お前はクリードだ!

2016年年明け一発目に観たこの作品が、年間一位でした。

クリード2を観に行く前に復習のために観たけど、結局はこのシーンを観たかっただけの言い訳にすぎない。

そして、何度だって泣けるぜ!!



名場面:何度だって言ってやる!お前は過ちなんかなじゃないよ!!




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