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私の、ずっと大切にしたい、味方。

どんな事があっても、この人だけは自分の味方でいてくれる。そういう人が一人いるだけで、日々頑張れたりする。

なんて単純な女なんだろう。

※※※※※

休日の翌朝、出勤早々上司に呼ばれた。嫌な予感は的中。週末私が処理したものに抜けがあり、クライアントと上司にとんだ迷惑を掛けていた。

話を聞きながら自分でも真っ青になるのが分かり、出勤して暫くはその処理に追われた。
処理…と言ってももう私は上司に経緯報告と頭を下げることしか出来ず、相当、落ち込んだ。

一日、ガタガタになりそうな、そんな日だった。

それがあったため遅くまで残業して会社を出た頃には、もう世間は飲み会の二次会会場を決める時間帯だった。

週明けからガタガタの私。どこかで夕食を食べて行ってしまおう…と思うものの、辺りは居酒屋かラーメン屋か、デート向きのレストランか、ファストフード店。

ラーメン食べたいな。でもこんな時間に食べちゃったら太るかな…まあいっか。

いつか先輩に連れて行ってもらったラーメン屋は満席。その近くのラーメン屋も満席。ファストフードは体に悪いしな…

と考えながら、恋人に、やっと仕事終わった、食べるところないや笑 なんてLINEをした。駅前のイルミネーションに照らされた心と体は、へとへとで今にも泣き出しそうだった。

『お疲れ様!そんな君に朗報!』
『僕んちの食堂は、まだ開店しているよ!』
『冷蔵庫にあるもので良ければすぐ作れるよ!』

すぐに光ったスマートフォンの画面を見て、涙が出てきちゃった。嬉しかった。

この人だけは、いつも私の味方をしてくれる。

それだけで、まだまだ頑張ろう、なんて、思った。

ありがとう。

最後まで読んで下さりありがとうございます。いい日になりますように。