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冬休み明けの読書感想文

昨日、東京に戻ってきてすぐcontactに行って、そしてフロアのあまりの鮨詰め状態で踊れないので(見てても仕方ないので)脱出していくつかDJバーをはしごして天一で締めくくり、そして二日酔いとともに目覚める。財布が空っぽだったし、いくら飲んだのかも覚えていない。恐ろしい街東京。とはいえ実家でも年越しから記憶をなくしているので、必ずしも東京の所為とは言えない。。とにかくそういうことで昨日は日記を更新できなかった。

結局実家に持ち帰った本は2冊しか読み終われなくて、1冊は先日書いた日本代表とミスチルの本、そして数ある積読を追い越して、帰り際に買ったこの本もギリギリ読み終わった。

どうしても第二次世界大戦中の話が好きで、好きっていうとなんか語弊がある感じがするけど、放っておけないトピックの一つ。子どもの頃に祖父から戦争体験の聞き取りをしていたこともあり、割と身近な話と捉えがちということもあるけど、もしかして前世は第二次世界大戦で死んだんじゃないかと思うことがある。
この本も、一度他の本屋さんで見かけて気になり、帰省前に立ち寄った恵比寿の本屋でまた気になって結局買った。
日本人が、しかも比較的年齢が近い、戦争も全く経験していない著者が書いた外国が舞台の戦争の話、登場人物も外国人という小説を長らく読んでなかったから気になった。思えば、外国が舞台の小説は、海外の作家の和訳か英語で書かれたものしか読んだことがない気がする。(嘘だった。伊藤計劃とか、バリバリ海外が舞台だった。SFだけど)

当時の街の様子やユダヤ人の虐げられ方の描写とか、めちゃリサーチしたんだろうな、そしてすごい想像力。それまでのストーリーの描写がとても丁寧で細かかったから、終盤のミステリーの種明かしのミステリー具合が個人的にはちょっと物足りなさを感じたけど。意外と簡単に片付けられてる感じがして。年始から重かったけど、面白かった。ドイツに行ってみたい。

第二次世界大戦関連の小説でいうと、「HHhH」が今でも一番好きなんだけど(いまAmazonで検索したら、ひっそり映画のDVDも売られていた)

タイミング的に、何かが超フィットしたんだと思うけど、これを超えるインパクトの小説にその後出会ってない。これはほぼ寝ずに本当にあっという間に読み終えた。

見出し画像はLondonのステーキハウスBeastのキングクラブ。めちゃくちゃでかい!


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