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松本零士さんの『宇宙』と『四畳半』を偲んで

漫画家の松本零士さんが旅立たれました。
心よりお悔み申し上げます。
わたしの青年期に夢中になった作品が多くあります。

メディアの悲報では

「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」など宇宙や冒険をテーマにした壮大なSF作品で知られる・・・

『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』などの作品で知られる・・・

「銀河鉄道999」、「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」、「クイーン・エメラルダス」、「宇宙戦艦ヤマト」など、壮大なSF大作で知られた・・・

代表作をこう紹介している。

いずれかは耳に目にしたことがある作品と思います。
やはりテーマとしては『宇宙』でしょうか・・・

皆さんは『四畳半もの』という言葉を聞いたことがありますか?

実はこのジャンルを漫画の世界で独自に開拓したのが
松本零士さんと言われています。

ウィキペディアには・・・

・・・出世作となったのは1971年(昭和46年)から『週刊少年マガジン』に連載した『男おいどん』である。
同作は人気となり、1972年に講談社出版文化賞受賞。松本ならではの「四畳半もの」という独自のジャンルを開拓した。
            フリー百科事典ウィキペディアから引用

・・・とあります。

出生作として1972年には講談社出版文化賞を受賞しています。

『男おいどん』

実は我が家にも1冊だけ残ってました。文庫本化された第1巻のみです。
・・・というよりあったよなあ~と探し出しました!

松本零士 男おいどん 第一巻 (文庫本化から)

物語は浪人生の大山登太(のぼった)の暮らす四畳半のアパートにて展開されます。

よく登場する「言葉」に
ちょっと下品?な 汚さそう?な え? 何? ってキーワードがありまして・・・

男無念のサルマタケ

『サルマタケ』

聞いたことないですよね~

私は1983年に親元を離れ、福島県郡山市内の大学へ入学。
その際、初めての一人暮らしとして「折笠荘」という下宿に住み始めました。
あるわけないことですが、『サルマタケ』生えない様にしなきゃ・・と
気を引き締めたかどうかは定かではありません(笑)
確実に意識はしました。

実はこの「サルマタケ」

下着に生えるキノコでして。放っておくと四畳半の押し入れにわんさかと。
こんな感じ(押し入れに注目) 笑

第一巻 サルマタケ初登場の1コマ
もう1コマ

繰り返しますが「パンツに生えたキノコです」

こんなの生えてきたらどうしようかと・・

松本零士さんの悲報を聞いて思い出してしまった次第です。
変な話と思われるかもしれませんが、松本さんにとっても大変思い入れのある作品です。

1話毎の終わりに登場する1コマがすごく風情があって楽しかったです。
漫画家であり作家だなあと思う瞬間でした。

実はこの作品の主人公は、松本さん本人がモデルの様です。

詳しくは本日の読売新聞 編集手帳をご覧ください。
本日、すごいタイミングで掲載されていました。
リンクは控えますので、読売新聞もしくは読売新聞オンラインにて
2023年2月21日の編集手帳を是非読んでみてください。

一応、新聞を撮った写真ならと画像で紹介。

2023年2月21日 読売新聞 編集手帳より引用

お話が宇宙』 より 『四畳半』になってしまいました。

さて、ここからは『宇宙』編
タイトル画像に出しておきながら 後回しとなってしまいました。

今の学校はどうなのかわかりませんが
私の中学校時代「1980年~1983年」は
卒業時期になると恩師や同級生に一言書いてもらう『サイン帳』なるものが流行ってました。
※プリクラは間違いなくなかったのでそういう交換はできない時代です。

例えばこんな感じ

恩師 山崎先生から頂いたお言葉

山崎先生、ご想像通り、結婚反対されました(大汗)
ま、何とか幸せな暮らしをしていますのでご心配なく。

今回、こうして書き始めたきっかけがこちら!
だいたいクラスに何人かイラストや絵の上手な人がいましたよね。

中学時代の「マコヤン」に書いてもらったサイン帳から
上手だよね~

まさに松本零士さんの作品画
ちなみにこの作品の作者は「マコヤン」でわたしが「カッチン」 笑

この「マコヤン」は長文で書いてくれました(もちろんお持ち帰りで)。
そして今読み返してもしっかりした文章だなぁと、ただただ関心です。
銀河鉄道999の歌詞も書いてくれていました。

THE GALAXY EXPRESS 999

今やお互い行方知らずですが(笑)元気でやってますか~(見る訳もない)

松本零士さんにもあらためて届けたい言葉ですね!

宇宙への壮大な夢 わくわく感 そして四畳半の世界

世代を超えてみんなに届け続けてくれて
ありがとうございました。

初めて喫茶店で食べた憧れのピザトーストとウインナコーヒー
その前に初めて女性同伴(デートではなくグループ)で映画館で観た映画が
『宇宙戦艦ヤマト』でした。

ふと、もしかしてパンフレットまだあったかなと探してみました。
当時は映画観る時は必ずパンフレットを買うのが当たり前という感じでした。1つの映画にいくら使ったのかと今思う・・・
ありました~ ※捨てられないタイプかも (;^_^A

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
沢田研二さん歌の ヤマトより愛をこめてもいい歌でした
見開きの凝った作りでした。
わくわくで開いたものです。
「宇宙のどこかの星の不幸は地球人の不幸なんだ・・・
宇宙の希望を実現するために、ヤマトは生きている。
行くんだ!行くぞ!」

最後までお読み頂きましてありがとうございます。
残念な悲報ではありましたが、昔を懐かしむ良い機会となりました。

そろそろ体が湯を欲しがっていまして
今週末はどこかの温泉に入ろうかな?とも考えております。
またお会いしましょう!

                       2023.2.21  湯じいじ

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