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サンドランドが陰謀論ちっくな件。

前回の記事から4ヶ月ほぼnoteを放置していましたゆむですw

放置して雑草ぼうぼうの荒地となった、、どころか遺跡化しつつあるわがnoteですが笑 

久しぶりに記事が書きたい気分になったので先日(もう1ヶ月近く前だがw)鑑賞してまいりました映画『SAND LAND』について今回はお話ししてみたいと思います

『SAND LAND』は鳥山明先生の作品で、漫画版が週刊少年ジャンプ2000年23号 - 36・37合併号にて掲載されました。単行本は一巻のみで完結しており、非常にコンパクトにまとまった作品ではあります。

超大人気漫画『DRAGON BALL』の連載後に短期掲載された作品ですが、ドラゴンボールに比べると地味な印象があり未読の方も多いかもしれません。けれどもファンの間では鳥山作品の中でも非常に評価の高い作品で海外でも翻訳されて出版されていたりしています。

ご存知(しらんかもしれんけどw)、鳥山明先生の大ファンで超ドラゴンボールオタクな私ですが、、、


実は、、、
なんと、、、

そんな私も『SAND LAND』原作未読者だったんです!!!(恥)(//ω照


ファンの間で評価が高いことはもちろん知っていて「いつか手に取ってみたい!」と思いつつ時が経ってしまいました。

作品が発表されてから20年以上も経ってなぜ今映画化されるんだろうと、ちょっと意外に思いつつも「是非この機会に鳥山明先生の名作と言われる作品をスクリーンで観てみたい!」ということで、オタク仲間の息子と娘を携えて鑑賞してまいった次第です🎥✨

さて、この『SAND LAND』ですが、

映画鑑賞後の感想を一言で言うと「なんとまあ、陰謀論満載やん?w」⇦これですw


そして予想以上に「冒険、バトル要素の詰まったワクワクな作品」なんです!!

なぜ予想以上に、、、だったかというと、

メインキャラが、ジジイ2名(うち1名人外w)とガキんちょ1名(人外w)だけだもん、もっと「ファンタジー強めの、ほっこり系なんかな」って想像していたんです

映画レビューの中で、ジブリの『天空の城ラピュタ』のようなワクワク感とテンポの良さがあるとコメントされていた方がいたのですが、実際、すごく上手いこと表現するな〜と感じました。

<注:これよりネタバレ満載です!>

サンドランドのメインキャラクターは、上述したように

ジジイと子どもの3人で

保安官をしているジジイ:ラオ

大魔王の息子:ベルゼブブ

魔物のジジイ:シーフ

以上ですw

可愛いヒロインも出てきませんし、マスコットキャラ的な動物とかも一切出てきませんw マーケティングとか一切氣にしね〜!!ボクは描きたいものを描くぜ〜!って感じですよねw 

戦車とかメカとか乗り物、ジジイは鳥山明先生大好物ですからw

簡単なあらすじは、

魔物と人間が共存し、(魔物も含め)誰もが水不足に苦しんでいる砂漠と化した世界が舞台。
人間の保安官ラオは、悪魔の王子ベルゼブブとお目付け役の魔物シーフと共に、幻の水源を求めて過酷な旅に出る。その先に待ち受けていた真実とは、、、

と言う感じです。ちょっと先が予測できそうなベタな感じに思えるかもしれませんが、本当に展開がとてもうまくできています。

さて、タイトルや先ほどの感想にもに示したように個人的に『SAND LAND』は陰謀論ちっくと感じたわけですが、

実は私は陰謀論という言葉はあんまし好きくないです。

私的には「陰謀論」というより、「可能性論」
と思っております。なので私たちの世界でもあり得る「可能性」

として記事を読んでいただければ幸いです。

さてさて、それではどこら辺が陰謀論(可能性論)かと言いますと、、、

SAND LANDの世界では飛行機はもちろん、気球やら飛行船やら領空を飛行することが法律で禁じられています。⇦すでに胡散臭いw

そして全ての川や湖、井戸が枯渇しており、暴動など起きることなく国民に水が行き渡るようにと、

国が管理していると水源から提供されるペットボトルの水を購入して最低限の水を使って人々は暮らしています。(魔物は定期的に王家の移送車を襲って水をゲットしてますw)

しかしこのペットボトルはなんと一本2万ゼニーですw


※ゼニーはドラゴンボールにも登場する鳥山明先生が作品中でよく使う通貨の単位です。イメージ的には2万円くらいなのかなと思ってます。

それでも国民はぼやきながらも仕方がないとその水を購入して生計を立てています。

まあ、この世界でも他人事じゃないですよね〜
そのうちガソリンや電気代もそんな感じになっていく(というかもうなりつつある)でしょうが、国民はみんなぼやきつつ仕方ないと思ってません?

でも、予想通り実は水はむっちゃ豊富にあるんです。(ガゾリンもほんまは豊富にある(?)w)( ≖ᴗ≖​)マサカネ

水源を管理する国軍の兵士も皆、大将軍に洗脳されて騙されています。(国王も傀儡)それどころか実はフリーエネルギーとしての水を無限に生み出す装置が、ある友好的な宇宙人によって開発されていたにもかかわらずそれを隠蔽し、開発した宇宙人を大量虐殺しています。(⇦これも実際あり得なくもなくもない?w(。-∀-)ニヤリ)

先ほど紹介した保安官のジジイ、ラオはある水鳥を見かけたことから、どこかに水鳥が集まる湖があるに違いないと、危険な旅になる上で戦力になるであろうベルゼブブ(悪魔の王子)と魔物のシーフに声をかけ旅に出るわけですが、

まずここで、世間から悪者、鼻つまみものとされる悪魔や魔物に旅の協力者として声をかけるラオの視点に注目です。

そして魔物達曰く、「自分達(魔物)はとんでもない悪であると人間達にとってイメージを刷り込まれているが、実は人間の方がよっぽど殺し合いをして残忍だ。移送車は襲うが、自分達は生きるのに必要な水を分けてもらっているだけで移送に関わる人間は決して殺さない」と。※「」の内容は作品のセリフのままでなく発言内容を要約してまとめています

実際、悪魔の王子ベルゼブブは移送者から奪った決して多くない水を人間の子供に無償で与えています。

以前noteで記事を書かれていたMjrさんも話していたことがあったけど、メディアに叩かれ悪者扱いされる者は実は良いもんだったりする一方、メディアで称賛される者は悪もんだったりする

まさにこれだなと。
世間のイメージに振り回されて真実を見誤ることがいかに勿体無いことか。
ちょっと視点を変えてみていろんな可能性を試してみる、信じてみる気持ちを忘れないでいたいです。(でもなんだかんだいって結局自分の直感で生きている部分が私の場合多い^^;)

世間で恐れられ、鼻つまみ者の魔物達とメディア操作で悪者に仕立て上げられた保安官ラオが世界を救う旅に出る。そしてその闇を暴く。

なんかワクワクしません? w

まあこのラオがかっこいいのなんのって!
ただのおっさんじゃないです 笑

鳥山明先生の描くジジイは亀仙人然り、最高にカッコええです✨
※ラオにも実は悲しい過去と秘密があります。この辺りは映画(DVDでも)で楽しんでほしいのであえて語りませんw

最後に、悪魔の王子ベルゼブブのセリフがとっても印象的だったので紹介します。

「あ〜あ、な〜んでこんな世界になっちゃったんだろな〜,,,」


物語の冒頭、荒涼とした世界を見詰めながらベルゼが漏らす一言です。

、、、ほんとに、なんでこんな世界になっちゃったんでしょうね〜、、、

みんな人任せで誰かがやってくれる、考えることをやめ、横に習え、物価はどんどん上がって働けど働けど我が暮らし楽にならざり、、、ですよほんま+゚・(つд`)・゚+・゚

私たちの世界でも、ラオやベルゼブブ、シーフのように人知れず戦っている存在がいればいいですね(遠い目)(  ̄- ̄)✨

私は一般小市民で世界の裏側で実際起こっていることなんて知るよしもないし、大それたことは何にもできないです。でもいろんな情報が錯綜する中で何かに取り憑かれたり、拘ったり、人任せになったりにはなりたくない。

一生懸命毎日を生きる小さな一人ひとりの意識がきっと
ラオの気づきにつながったように、、、
小さな魚のスイミーが大きな魚に打ち勝ったように、、、

いつか大きな力になっていくと信じて⇦ちょっとカッコつけすぎ(ฅωฅ`)照

、、、とまあ、ひたすら厨二病なことを語ってきましたが、作品に対して感じることは人それぞれですし、あくまでも変態のレビュー(妄想ともw)であり、可能性論です笑 事実は小説より奇なりですからね(*゚∀゚)*。_。)ウンウン

原作未読と冒頭でぶっちゃけましたが、もし20年前にこの作品を読んでいたら、きっともっと違った感じ方をしていたと思います。

けれども
ある意味この作品は今この時代だからこそ、より輝きを増すように思います。結果的に未読の状態でスクリーンでこの作品に初めて触れることができたのは幸運だったのかもしれません。

ここではまだまだ伝えきれなかったことが、盛りだくさんです

『SAND  LAND』、とても痛快で素敵な作品です!!
機会があれば是非是非ご覧になってください!

これから観ようと思う方!
たくさんネタバレしちゃってごめんなさいm(__)m💦✨

(次はいつnoteに現れるかわからない)
ゆむw

↑鑑賞特典のイラストボードとドラゴンボールヒーローズカード



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