見出し画像

訪問看護のはじまり4

訪問看護に入ってから3週間が終わる。                   毎日同行訪問なので教えてくれるペアの看護師さんについて行かないとならないのでその方のペースに合わせなければならない。多分それが一番疲れる。

何せ初めての領域、患者さんではなく利用者さんと呼ぶ。          看護師がお宅へ行く。                          人さまのお家に上がってケアをする。                   広い部屋、狭い部屋、綺麗な部屋、汚い部屋。               いい人、いやな感じの人、やばい人。

それより気になることは給料問題と時間問題。               これまでは病院やクリニックで働いていたので非常勤の場合は時給制、    たとえば9時から17時までなら働いた時間のお金が発生する。

訪問は1件につき金額が発する。                      ということは、訪問が終われば自由時間と解釈していいのか?        今は週3〜4日の非常勤なのでお給料は件数分なのだが雇用保険に加入しているので9時から17時まで拘束時間となるそうだ。                 でもコロナ禍なので早く終われば帰っていいのだそう、しかし担当した方から時間内に呼び出しがあれば対応しなければならないんだとか。         ムムム、よくわかない。 

個人の小さな事業所なので線引きの曖昧さが否めない。           それはこれからす少しずつ疑問をぶつけてみよう。             看護業界でアットホームと表現するクリニックなどはおおよそブラックと思っていい。しかしここは求人にもそのような表現がはないしアットホームを前面に出している雰囲気は全くない。                       しかし良い意味でアットホームかも。所長の人柄が垣間見える。       垣間見えるだけだけど。

私は仕事内容よりよりも、時間拘束や残業代の発生が気になってならないようだ。おいおい追及するぞ、謙虚にね。

3週間経過して思うのは、訪問て絶対必要だよね、ってこと。         病院に入院しても居心地悪いし、質のいい看護なんて多数ではないし。    訪問看護やヘルパーの労力を買って可能な限り自宅で過ごすことは尊厳に値することだと感じた。 

私はそれほど仕事に人生の労力を注ぎたくないと思っている。        でも長年やってきた仕事なだけに現場に入れば頑張ってしまう。       私は病棟が好きだった。                         でも膨大な記録と1人に関わる時間が短縮されてしまうこと、         夜勤の長時間労働では体力気力が削がれてしまうことが難点だと思う。    元気で体力があってエネルギーが強く看護を極めたい人は病院がいいと思う。  

今感じる訪問の利点は、関わる時間が決まっていること。          時間が区切られているので30分、60分、90分と利用者は時間を買っている、 こちらも30分や60分に値する労働を提供すればいい。慣れてきたら関係性も変化し対応方法の幅も広がるだろう。

未知未知の領域で困惑している私である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?