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視床の核とは!?

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、脳外臨床研究会で学び全国のセラピストと共に成長し続けるyuccoです。
脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪
皆さんの治療が1ミリでも変わり、患者さんの人生が変わりますように!

《視床とは》

視床は皮質と脳幹の間にあるので、視床は中継点です。

受容器が発火して感覚刺激が入ってきて、脊髄を介して視床にいき、脳の感覚野(3野)にいきます。
視床(VPL核・VPM核)が障害されると、受容器から脳に情報がいかないから、感覚障害が起こります。

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感覚が届かずに感覚の障害が起こる場合と、情報が入りすぎてしまう状態は視床痛だったり、夜間の異常感覚が起こります。
視床は取捨選択もしているからこそ、その情報の選択ができないことでいらない情報が上がってきてしまいます。

視床は、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉などほぼ脳の皮質全てに情報を送っています。

《視床の核》

【A核】
パペッツ回路の記憶に関与しています。前頭葉にいき、ワーキングメモリなどに関与しています。障害されると、記憶障害や遂行機能障害が起こります。

【VA核】
運動前野、補足運動野と情報のやり取りをしています。基底核から情報が上がってきます。障害されると基底核症状出ます。

【VL核】
運動野と情報のやり取りをしています。小脳から情報が上がってきます。障害されると失調症状を認めます。

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