13.「大人になることは苦しいことなのか」

大人になることは苦しいことなのか。

日々考えている個人的な悩みであり、
大人であることに疲れ始めている、愛すべき20代の大人たちと共有したい話を書いていく。お時間あれば読んでください。

まず、大人って何歳からだと思いますか。
「お酒とタバコが許される20歳からが大人」という認識で、わたしはいる。
そんな20歳からは、もう数年が経ってしまった。近頃、スポーツ選手や起業家、アイドル等の有名人として名を上げている人々の多くは、自分より年下であるということが増えてきている。インターネットの世界もそうだ。なるほど、そうだ!と感じる意見や考えを述べ、発信している人達には、年下の割合が増えていることに、ふと気づく。勿論、年齢に関係なく、その人がどうあるかはその人次第で、良くも悪くも人は年齢だけでは測れないのだが、これに気が付くことができる点では、ある意味年齢という物差しは便利だな、と思う。ちなみにわたしは20代も非常に慣れてきた年齢ではあるが、「歳の割に考えが若い」と転職活動中の面接で言われるほどには、30代に向けてそろそろ安定していく20代後半、というような状況とは程遠い。
まだまだ探り探り生きている。20代後半にして、未経験職種でのキャリアチェンジを試みている。こうして転職活動をしていると、世の中の厳しさを感じる。「大人」が新たな仕事や夢に挑戦しにくい世の中だと思う。世の中というのは、とても厳しい。また、大人が所属している「会社」というものには、ルールがたくさんある。最低限以上の基準がいくつもある。会社のルールだけではなく、所属するチームの長が彼、彼女らの正義を部下に対してルール化している場合もある。基本的に、会社員として生きていくにはこれに従わざるを得ない。この上司の個人的なルール、というのがわたしの経験では、とてつもなくしんどかった。これまたしんどいのが、上司は決して悪い人ではない、むしろ良い人だということなのだ。会社の中でも仕事を評価されている。自分でもその人達の受けている評価を理解できる。それ故に彼らの口から自分に向けて出る言葉が、仕事内外問わず、例え間違っていたり、傷つくような言い方や内容でも、それを間違っているとか、それはちょっと無いんじゃないか、とは言い辛いのだ。そして、心の中で何故か自分を責めてしまいがちだ。
(話が少し脱線してしまってすみません。)
ここで、とにかく自分自身で理解しておきたいし、みんなにも言いたいのは、自分の考えや答えを、自分のためにしっかり信じてあげて欲しいということだ。ある1つの環境にいると、自分の見方も「環境主体」になりがちだ。しんどくなりがちだ。だが、答えは1つではないのだ。自分の目と心で見極めて、そこから決断していく、決断の権利とチャンスは自分にある。また、環境の中で上手く立ち回ることと同じくらい、環境から立ち去ることも時には必要で、1つの大切な決断だ。自分の1番の味方として、自分の決断を信じてあげて欲しい。謙虚な気持ちはすごく大切で、社会では持っているべきで素敵だが、「主体が自分であること」を忘れないで欲しい。ただ、周囲への謙虚さや優しさも無くしてはいけない。偏りすぎるとそれもまたおかしなことになる。なかなか難しい。大人にはルールや決まりがとても多い。だが、チャンスも非常に多い。大人の特権である。職業選択や、夢を追い求めることも自由である。挑戦することも、スキルを上げていくことも、自由である。もちろん、まだまだたくさん遊べる。
何かを決断する時には、勇気がいる。上手くできるかどうか、不安はみんなある。ただ、やってみればなんとかなるものだ。楽しくなるものだ。
大人であることを、もっと楽しんで生きていきたい。

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