2023.4 市井ウォッチ19 シななくてもいいよね
シニア女性らの井戸端会議こそが日本の「世間」の縮図である。 これはそのウォッチの記録である。
▼おすぎとピーコ
マダムの関心はここにあった。
老い。孤独。きょうだいの確執。
老い。万引き(盗癖/依存症)。昔の名声。
老い。
認知症
老い。
介護。
孤独。
・・・。
少子化対策、と言われるが、少子化=高齢化である。
だが「高齢化対策」とは言わないんだなあ。
▼産んでない/産まなかった/産めなかった、けれど・・・
最近急に自分のほうの事情が変わって(そういうことが人生にはよくあるのだ)、自分が子どもを産むこと育てることについて考える切実度が増した。私は41歳なので、一般的には何もしなくても子どもを産める年齢ではない。そのことについて、毎日ヒリヒリを感じている。
私は現時点では、子どもを育てることはもはや「贅沢品」になったと感じている。(語弊があるのであれば、「他の選択肢より優先順位が同じになったか低くなった」。)
晩婚化、非婚化、キャリア継続への不安や計算から子どもを産む年齢は遅くなる。女性が年を取れば不妊治療になるケースも増えているだろう。
私が小さかった頃は、子どもは「結婚したら自然に授かる存在」だった。
今は「結婚して、計画して貯金してから作る(それでも手に入らない時もある)存在」になっているような気がする。そしてまず最初のステップ「結婚」までが本当に遠い。。。
そうじゃないケースももちろんたくさんあるんだろうけど。そして、本当は前々からそうだったのかもしれないけど。
かといって、「早く結婚、出産させるために、女性に高等教育は不要」とか「女性は家にいろ」「子どもがいなかったら老後どうするの?」という、前近代に戻ることはできない。
私もそれはぜったいに嫌です。(なお父親ではなく母親が高度な教育を受けることは、その子どもにもいい影響があると聞いたことがある。)
「全女性が高等教育を受けて就業して経済的に安定」していれば、赤ちゃんが増えるのかは、私にはわからない。どうなのだろう。そこが少子化対策の難しいところである。そもそも「対策」という言葉にも違和感があるが・・・。
▼シななくてもいい社会に
ちょっと前に新聞で「中年以上の独身非正規女性にアンケート・悲痛な叫び特集」的な記事を読んだ。
(記事をとっておかなかったので正確には忘れてしまったが・・・)
ネットで検索すれば、別に最近のものでなくても、悲惨な現実の記事が女性のも男性のも、わっと出てくる。
独身。40代。孤独感。そのアンケートに答えている人で子どもがいる人は、いないか、ごくごく少数だったろう。
私が読んだ新聞記事にはこんな趣旨の回答があった(と書かれていた)。
私だって今年の1月にはそう思っていた。
今はたまたま健康だけど、病気になったらセーフティネットはない。「終わり」にするのを決定的に止める存在もなかった。ただ、母親が逆縁を味わうのは可哀想だから、もう少し先かなと思っていたくらいである。
今も非正規である。いつでもそうなる可能性はある。
でも今は、「なにも別に、シななくてもいいんじゃないか」と思っている(というか今年の1月にも本当は思っていた。思いたかった)。
生活保護もある。
日本は、どう見ても世界の中でもかなり裕福な国なのに、どうして女性が(非正規の男性も)一人で生きていくことが、いつまでも難しいんだろう。
それは、女性たち(男性たち)のせいなのだろうか。
自己責任なのだろうか。
最初に「新卒採用のレール」に乗れなかったらもう一生終わりなのか。
それとも国全体にお金があるというのは、もう、まやかしなのだろうか。
▼うちのチャットさんに聞いてみた。
chat-GPT(チャットさん)の答え。
▼市井ウォッチのもと→「やばい私、やばい国」
https://note.com/yudetaito/n/n8334a1546e1a
▼構成員はこちら。
職場は女性のみ若干名(40~60代)。結婚していて子どもがいる人と、独居独身子どもなしの人がいます。
発言は再構成して収録。ソースや真偽は不明です。
今週はここまで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?