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東洋と西洋に大昔からあるそれぞれの「神の実」の実話

これは神話とか聖書の話ではなく、どちらかというと歴史の昔話です。

ローマ時代、病の人に与えるとたちまち回復していく為、「神の実」と呼ばれた果実がありました。

同様に、大昔のインドで絶食などの苦行を終えガリガリに痩せた僧侶にその実を与えると、たちまち肌艶も蘇り、元気になったという現象から、「神の実」と呼ばれる様になった果実がありました。

これらの果実は、同じ果実ではありませんが、
現代でもその知恵を引き継がれ、食べ続けられています。

ローマ時代、神の実と呼ばれた果実の正体は、「プローノン」。そう、今の日本では「プルーン」と呼ばれている果実です。このプルーンの原産地は、西アジアのコーカサス地方だと言われています。そこから南ヨーロッパに定着し、薬用果樹として珍重され、今に至ります。

そして、大昔のインドで、僧侶を蘇らせていた神の実の正体は、「アムラ」という果実です。こちらは、まだ日本では馴染みが薄いかもしれませんが、インドでは、「アムラ」を発酵させて作るチャワンプラシューという家庭で作る常備薬のような物(茶色い硬めのジャム状)があり、現代でもしっかりと伝わり残っています。この果実は摘んで生のまま食すには不向きで、そのままかじると、苦味や渋み、酸味、えぐみなどが強く、非常に食べづらいのが特徴ですが、こちらも薬用果樹として珍重されて来ました。

もちろん良い物だからこそ、どちらも今も尚語り継がれ、こうしてしっかりと姿を残しているわけなのですが、ではどうしてこの果実達は、当時の人たちの病を治したり、速やかに健康な状態へと立ち返らせる事ができたのでしょうか?

ヒントとなりそうなのは、今と昔のよくある病や死因の差にありそうです。それは、昔の病と現代の病では、少し様相が違っているからです。現代では、ガンや脳疾患、心疾患などが上位を占めていますが、大昔は今のように食品の流通なども良くなく、近くで手に入る限られた食物を日々食べ続けるしか無い状態であった為、栄養も不足していたり偏っていたり、また過労死や戦で亡くなるなど今とは違った環境がありました。

そうした状況から来る病なので、身体が不調な方は、栄養失調から来るものや、重労働などで過労の状態だった方が多くいた事が推測されます。
当時は、その理由を探る為の立派な研究施設や技術もありませんので、知る由もありませんでしたが、現代になって後から分かって来たのが、これら「神の実」の果実に含まれている、栄養成分のバランスの良さなのです。特にビタミン類やフィトケミカルといったものがとてもバランス良く含まれていた事が後になって分かって来ています。現代で言うなら、まるでマルチビタミンの様な作用をしていたのかもしれません。まだまだビタミン類だけでなく、他にも沢山の有効成分が含まれている事を思うと、現代のマルチビタミンよりもむしろスゴイ天然のサプリメントだったのかもしれません。

今日は、何となくこの2つの「神の実」について書いてみたくなり、綴らせて頂きました。^ ^
ここまで読み進め、お付き合い頂きました方、本当にありがとうございます。✨

では、良い一日をお過ごし下さい。🌈(*^▽^*)

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