見出し画像

契約破棄

1月からモルディブ1部のクラブと1シーズン契約をしていましたが、ハーフシーズンで契約破棄をして帰国をしました。


原因は「給料の未払い」「チーム状況」の2点からこの決断をしました。(言えない事もあるけど)


1.給料問題

1月に渡航してから‪1度も給料を貰うことが出来ませんでした。来週には払うが毎週続き、結局払える目処もたたない、信用する事も出来なくなりました。


3月18日に1stラウンドが終了し、そのタイミングで帰国を決めました。勿論、給料も貰えないのでそれまでは自分の貯金を切り崩し生活し、帰国便も自分で支払いました。


給料が払えない理由は詳しく伝える事はしませんが、モルディブサッカーリーグに慢性的に起きている問題です。何となく理解していたつもりですが、現地に行き初めて分かった事もありました。


所属していたチームにだけ問題がある訳では無いという事です。チームスタッフも自分に対して「本当に申し訳ない」と伝えてくれました。その言葉だけは本心だと信じてます。



2.チーム状況

渡航してカップ戦、リーグ戦含めて10ゲームしましたが1勝もする事が出来ませんでした。これは僕含めチーム全員の責任。そして外人選手として結果を残す事が出来なく本当に申し訳ないと感じています。

勝てない中で、僕は率先して全力でプレーする姿や練習や私生活において自分なりのプロフェッショナルを表現してました。

常に勝つために、チームが良くなるための行動をしていました。時に、声を大にしてチームに伝える事もありました。

それでも、チームは特に変化は無かった。

自分の思いも、どれだけ頑張ったとか。相手に伝わらなかったら何の価値も無いです。

勝てない事に対して向き合う事を、多くの選手がしてくれませんでした。

海外で生活していて、環境や文化の違いは当たり前にあります、すぐに何かボジティブな変化が起こる事は珍しいと思います。根気よく向き合い続ければ「いつか」変化はあったかも知れません。

ただ正直苦しかったです

勝てないとか、結果どうこうよりチームの目指してるとこと僕の目指してるとこのゴールが全く違いました。

僕が給料未払いで生活が苦しくなったり、海外でプレーする価値を見失いそうになっていても、ローカルのほとんどの選手は別の仕事をして生活に支障は無かったです。人生をかけてまでやるというイメージより、趣味の延長という感覚でした。

大袈裟ではなく、実際そう感じました。

以上の2点から契約破棄を決断しました。

正直凄く悩みましたし、環境を言い訳にして逃げているとも思います。この状況を作り出したのは自分の実力不足が原因と深く理解してます。

契約も契約破棄も自分自身で選択した事なので、全て受け入れてまた前に進もうと思います。



最後に

応援してくれていた方々このような結果になってしまい申し訳ございません。そして僕はこれからもどんな形であれ努力をし続けます、引き続き気にかけてくれたら嬉しいです。

しばらく東京でゆっくり生活するのでご飯でも行きましょう。

Yugo

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?