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こども写真のレシピ その1 ミラーレス一眼(設定の紹介)

みなさま初めまして。初投稿になります。

このnoteではご家庭でももっともっとお子さんの写真をたくさん、楽しく残せるようにと思い、「こども写真のレシピ」というシリーズとして書き記していきたいと思います。

一眼ミラーレスを使った撮り方、スマホの撮り方、コンパクトデジカメの撮り方なども書いていくつもりです。すべての人が楽しんでいただけることを目指して頑張っていこうと思います。


では、今回の写真です。

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【カメラ】Canon EOS R

【レンズ】EF50mm f1.4

f1.4 1/640 ISO1250 顔認識AF

【機材についての話】

いきなり機材の話ですみません。写真を解説する上で機材の話はどうしても必要になってきます。機材の話は興味ないよという方は、とばしていただいてもかまいません。

【カメラについて】

 EOS RはCanonのフルサイズミラーレスカメラです。現在お仕事でもこのカメラを使っています。こども写真を撮るにはとてもいいカメラですよ。

ただこのカメラ、やや癖があり買ったままの状態ではこども写真にはかなり使いずらいカメラとなっています。ボタン配置、オートフォーカスの設定などをカスタマイズしないとこどもの動きについていけません。以下にカスタマイズした内容を記します。他のカメラを使う場合でも参考になると思いますよ。

・オートフォーカスは常にサーボ。サーボというのはシャッターを半押ししてる間、ピントが被写体を追いかけ続ける機能です。

・ドライブモードはハイスピード連写。

・「AF方式の限定」の設定で「顔認識AF」と「真ん中一点」のみにする。

・「ボタンカスタマイズ」でM-Fnボタンに「AF方式ダイレクト選択」を割り当てる。

主なカスタマイズはこんなところです。このカスタマイズをするとこどもの動きにもピントが追いつきますし、シャッターボタンのすぐ隣のM-Fnを押すだけでAF方式が切り替えられるのでとても便利です。

AFに関しては、動きが激しいとき速いときは真ん中一点、構図を整えたいときなんかは顔認識にするといいと思います。

【レンズについて】

EF50mm f1.4 はいわゆる単焦点レンズです。50mm単焦点で「ごじゅったん」なんて呼び方をしたりします。

比較的安価で軽く、開放f値が明るいので背景をよくボカすことができます。ただ撮るだけでもスマホなどの写真とは一線を画す雰囲気の写真になりますよ。

明るいレンズなので、家の中でもよく写ります。こども写真にはオススメレンズの一つです。

欠点としては単焦点レンズなので、狭い場所で撮る場合、遠くのこどもを撮る場合などは苦手です。

~~~~~~~~~機材の話おわり~~~~~~~~~~~~~~~

【カメラの設定について】

動画でカメラの基礎知識を解説しています。各数字の意味や使い方、被写界深度などの用語がわかるように解説しているので、これからカメラやってみたい!なんて人はご覧になってください。

今回の写真では絞りを開放であるf1.4に設定しています。これは背景をボカしてよりこどもに目が行く写真にしたいためと、またボケの形を円形にするためです。

このレンズは絞りの形が円形ではないので、絞りを絞っていくとボケの形が8角形になっていきます。8角形だとやや背景がうるさくなってしまうので、開放f値で撮影しました。

ただ、このf1.4という値にすると相当に被写界深度が浅くなります。ピンボケの確率も高くなるのでしっかりとピントを合わせましょう。


他の露出設定、ISOやシャッタースピードは割りと適当です。ISO感度はそんなに画像がノイズだらけにならない範囲であればいいと思いますし(EOS Rの場合は感度8000くらいまでは僕は気にしません)、シャッタースピードもブレない程度、1/400以上のはやさであればいいと思います。

明るさを見ながらこの辺は調節しています。

【撮影で大事なこと】

こども写真を撮るうえで大事なものはいくつかあります。

僕が普段からこころがけているのは、こどもたちとの信頼関係をつくること、こどもたちの興味があることを尊重すること、そのうえで自然な姿を撮影することです。

この写真は僕の息子ですが、この日は1歳3か月にして初めて靴を履いてお散歩に出た日でした。

初めて履いた靴のせいなのか、それとも初めて来た公園がこわいのか、いつも家ではドタバタ走り回っている息子が一歩も歩けませんでした。表情もふてくされたような、すぐにも泣き出しそうな顔をずっとしていました。

そんな息子を水場に連れて行くと、さっきまでとはうってかわってニコニコニコニコと水遊びを始めました。水しぶきがいろんな方向に飛ぶのが楽しいのか、全身びしょびしょになるのも気にせず無我夢中でした。

この写真はそんな息子を親父が無我夢中で撮ったうちの一枚です。

縦位置で撮ったり横位置に変えて撮ったり、離れて撮ったり、角度を変えたり、上から撮ったりいろいろな写真を撮りました。

上記にカメラの設定を書きましたが、こどもも大人も楽しいこと、いろいろと試行錯誤するのが大事なのではないかと思います。

【さいごに】

この写真は8月に撮ったものですが、もう息子は公園でも元気に走りまわるようになりました。

こどもたちは毎日が成長の日々です。そんな日々のこどもたちの写真はとても大事な宝物になることと思います。

そんなこどもたちの写真をよりたくさん、楽しく撮るには写真の撮り方を知ることはとても役に立つことと思います。こどもたちの動きははやいですし、瞬間瞬間を写真にとらえるには知識経験をもとにしたすばやい判断があるととても役に立ちます。

皆様の写真ライフの一助となれば幸いです。これからもいろいろな写真と撮り方を載せていこうかと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。




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