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【体験記③】産後パパ育休(分割1回目)を取得して〜試行錯誤しつ、子供の成長を毎日見られる幸せ〜

お読みいただきありがとうございます!トラベル・地域情報ライターとして活動している土庄雄平です。

私事ですが、2024年2月に待望の第一子が誕生し、2月と3月に出生児育児休業(産後パパ育休)を取得させていただきました。

2月の約3週間、3月の約1週間、仕事を休んで育児に励んでいます。本日2月29日は、分割取得1回目の最終日なので、備忘録としてざっくりと振り返ってみたいと思います。


育休や子育てのスケジュールを整理

育休×本業の稼働調整で2024年を走り抜けます!

巷で言われる育休ですが、男性の場合、以下の2つがあります。

出生時育児休業(産後パパ育休):子どもの出生後8週間以内に、父親が最長4週間取得できる育休制度、2回まで分割取得が可能
育児休業:原則として子どもが1歳に達するまでのうち、申し出た期間取得できる育休制度

会社によってはそれに加えて、独自の育児休暇制度をもっている場合もあり、私はそちらも活用してスケジュールを組みました!

1月下旬〜2月中旬:リモートワーク
2月上旬      :出産
2月中旬〜末    :出生時育児休業(1回目)
3月上旬〜3月下旬:リモートワーク
3月下旬〜末    :出生時育児休業(2回目)
5月〜10月     :週3勤務(会社独自の有休制度の組み合わせ利用)
11月〜2025年2月 :週4勤務(会社独自の有休制度の組み合わせ利用)

上記のうち現在、太字となっている出生時育児休業(1回目)を終えた段階です。個人的にはかなり良いスケジュールを引けたと思っています。

出生時育児休業中は無給扱いとなり、育児休業給付金をいただけますが、標準報酬月額の2/3ほど。しかし分割取得を利用し、月末にかかるように組むことで、2ヶ月間、社会保険料が免除されます。結果として、残業代を勘定しなければ、働いている時と遜色ない手取り額となりました。

また出生時育児休業を取得したことで、以下の記事でも紹介したような良いこともたくさんありましたし、会社の独自休暇制度を温存できたことで、今年の春以降に、長期的に育児と仕事の両立を目指す環境を用意することができました。

まずは全力で育児を覚える

生まれた日の我が子と私

出産直後は母子ともに入院するので、父親として育児をはじめて行ったのは生後5日目から。入院中は病院で助産師さんから色々教わっていた奥さんの手解きを受けながら、一つひとつ育児を覚えました。

などなど、簡単に書いていますが、各項目にはそれぞれ意外と作業があるんですよね!例えば沐浴なら、検温、準備、入浴、臍の緒の消毒、クリームを塗るなど。

また赤ちゃんの生活リズムは不規則ですし、泣き出したり、吐いてしまったり、すぐに対応しなければいけないシーンもたくさん。育休を取得していたことで、仕事のことを考えず育児最優先で過ごすことができ、結果として、夫婦が互いに任せられるほど、育児を覚えることができました。

仕事の片手間であれば、短期間でこれほど育児ができるようになるのは難しかったですし、何より父親として我が子を世話できる幸せな日々を過ごせました。

生活リズムを決める・慣れる

新生児の起きている時間と寝ている時間は不定期。ミルクや母乳は3時間ごとにあげる必要があり、おむつも1日に15回以上も交換します。

はじめの3日ほどは、夫婦二人とも起きておき、「どちらかが寝てもどちらかが対応できるようにしよう!」とざっくり決めていましたが、それだと二人とも睡眠時間が削られる展開に。そして限界を迎えた時に、二人とも一緒に寝落ちしてしまうこともあって、本末転倒だと気づきました。

そこで…

<私>
睡眠:21時〜2時、育児:2時〜7時
<奥さん>
育児:21時〜2時、睡眠:2時〜7時
※ミルク授乳タイミングは、21時、0時、3時、6時

と取り決めることに。

ただ2時ジャストで交代が難しかったり、赤ちゃんがぐずついてしまうこともあるので、奥さんの睡眠時間を確保するため、私がそのまま翌朝9時のミルク授乳を行うことも結構多かったです。

このように育児&睡眠の時間を整理したことで、劇的に日中の眠たさが軽減されました!どちらかといえば奥さんが夜型、私が朝型だったので、棲み分けもスムーズに決められました。

仕事との両立と隙間時間の活用

育休中にも、育児と仕事の両立に挑戦

個人的にテーマとしていたのが、育休中の仕事についてです。仕事というと誤解があるかもしれません。育児休業給付金の支給を受けるためには、給与所得=本業の就労はできませんが、個人所得の場合、バッティングするような制約はありません。もちろん会社に申請を出し、承認を得ていることが前提ですが。

こちらの記事がわかりやすいので、貼っておきたいと思います。

もちろん出生時育児休業に入る前に、極力先の仕事まで対応を終えているには前提。あくまで育児の隙間時間を使い、「どれほど効率よく仕事ができるか?」をテーマとして、育児と仕事の両立を実践できました。

これまでワーケーションなどを通じて、どんなところでも働けるように努力してきた積み重ねも相まって、かなり良い感じにバランスを取れたと思っています。

出生時育児休業(2回目)からの復帰後は、家庭・本業・副業の3つを両立する怒涛のスケジュールが待っています。身体だけは壊さないよう、楽しみながら新たなライフスタイルの構築に向けて挑戦していきたいです。

育児をスムーズにこなせるようになる

足の力強さは生まれた時から健在の我が子

出生時育児休業(1回目)も2週間ほどに経った辺りから、立ち止まって考えず、やるべきことスムーズにをこなせるようになりました。例えば以下は一例!

まずミルクを作り、熱々の状態を冷ましているうちにオムツを替え、ミルク授乳。赤ちゃんにゲップを出してもらったら、赤ちゃんの体勢を支えつつ、スマートフォンでライティングやメールの返信、日記の記入などを行います。

そして30分〜1時間後、赤ちゃんを寝かしつけたら、哺乳瓶の洗浄&除菌をセットして休憩。そのままコーヒーを作りながら、PCで作業しつつ赤ちゃんの様子を見守ります。哺乳瓶の除菌を終えたら、もう一度ミルク授乳のタイミングに。

こういった具合です。もちろん奥さんと私の二人とも起きている場合は、相手の作業を見つつ、次にやることを変えていきます。スムーズに育児を進められると、繰り返しの育児の毎日にも閉塞感はなく、なんだか1日がリズミカルに過ぎていくようで楽しいです!

1日も欠かさず子供の成長が見られる幸せ

1日ごとに写真を撮りました!

最後に、出生時育児休業の取得により、子供との濃い時間を過ごす中で感じたのは「1日も欠かさず子供の成長が見られる幸せ」です。

生まれたての赤ちゃんの、ミルクを飲む量や体重の変化、出す音や表情のバリエーション、臍の緒が取れたり、まつ毛が綺麗になったり、クセなどが見えてきたり。赤ちゃんと向き合う時間は、枚挙にいとまがないほど朗らかな発見に富んでいます。

新生児の期間は一瞬といいますが、その期間を1日も欠かさず、そして夫婦で過ごせたことは、一生心に残る宝物になってくれたと感じています。まだ出生時育児休業は2回目もありますし、育児は続いていきますが、一瞬一瞬を大事に過ごしていきたいです。


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