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「自分をもてなす10のこと」を書き出したら、元気をチャージするお守りリストができた

小海いとさんのnoteを読んで、私にとっての「自分を手厚くもてなすためにできる10のこと」って何だろう?と考えた。

書き出してみたら、思いがけず「自分自身に元気をチャージするためのお守りリスト」のようになった。

出典は マーク・レクラウ著「習慣を変えれば人生が変わる」
kindle unlimitedで読めます。(2024/4/22時点)



1. いつも行くお店でクラフトビールを飲み、ゆったりとすごす

クラフトビアバーでアルバイトとして働いている。現在は従業員の側にいるが、もともとは客として足を運んでいたお気に入りのお店。今でも隙を見つけてはビールを飲みに行く。

平日の開店直後、まだ客の少ない店内でほっと一息。クラフトビールを飲みながら本を読み、オーナーご夫妻と会話する。店内のゆるやかな雰囲気に浸り、タスクからいっとき離れられる。


2. 温浴施設に行って思いきり風呂とサウナに入る

自宅から自転車で行ける場所に、大きな温浴施設がある。複数の風呂を転々として心ゆくまでお湯に浸かると、日々の「ちゃんとしなきゃ」という気負いは雲散霧消する。露天風呂があると外気浴が捗るので尚よい。

この時間に情報のインプットはしたくないが、最近はテレビが設置されているサウナが増えてきた。スチームサウナは静謐で居心地がいいので、よく籠もっている。


3. コーヒーやお茶を淹れて、お皿に丁寧に盛り付けたおやつを食べる

仕事の合間の休憩だと、キッチンに立ったまま袋から直接取り出したおやつをかじってしまいがち。でも、お菓子をお皿に載せ、お気に入りのお皿やマグカップを使うだけで、いつものおやつも装いが変わる。

丁寧に場を作ってからいただくおやつは満足感が段違いだ。「食べる」ではなく「時間を満喫する」と表現するほうが近い。


4. 晴れた日に海沿いを散歩する

海を眺めながら歩く時間はとにかく癒やされる。果てのないように思える水平線。防波堤。遠くに見える知らない人。
太平洋の穏やかな波打ち際も、日本海の荒波も、港町の異文化感にも心が踊る。浜辺に限らず、みなとみらいの大さん橋なども含まれる。

好きな街は?と尋ねられたら、神戸、横浜、函館、門司と挙げる。見事に海沿いばかり。用宗や大洗、女川にもまた行きたい。


5. 行ったことのないお店にフレンチトーストを食べに行く

フレンチトーストが好きで、Googleマップにピン留めした行きたいお店リストは150箇所を超えた。
そのリストから行きたいお店を定め、事前に営業日をチェックし、電車で1時間かけて食べに行く。好みの一品に出会えたときの喜びはひとしおだ。

ただ、小麦を食べすぎると調子が悪くなる体質のため、フレンチトーストを食べるのは多くても週に1回。月1になることもあり、当たり前ではない機会を味わっている。


6. 朝一番でカフェに行ってモーニングを食べる

朝の静かな時間が好きだ。空気が澄んでいて、往来する人も日中ほど多くなく、1日が起動しはじめた時間。
開店直後のカフェに滑り込むと、清掃された店内に客はほとんどいない。店員さんの接客も心なしか丁寧な気がする。

平日朝のカフェはひとりのお客さんが多いので、しばらくは店内が静かなまま保たれる。その中で食べるモーニング。普段は食べないパンやドーナツの特別感が光る。


7. 大浴場のあるホテルに宿泊する

東京以外の音楽ライブやコンサートに参加するため、よく地方のホテルに宿泊する。ラグジュアリーなホテルに泊まりたい欲望はないが、予算が許せば大浴場のあるビジネスホテルを選ぶ。

ライブを観終えた後、満ち足りた気分で広い湯船に浸かる時間は幸せそのものだ。何より、大浴場があるだけで、旅そのものが一層楽しみになる。


8. 好きなカフェですごす(PCで書く・ノートタイム・紙の本を読む)

チェーン店、個人経営にかかわらず、お気に入りのカフェがいくつかある。短い時間でもいいのでそのカフェで読んだり書いたりすると、すっきりと気分が切り替わる。

こういったnoteの元になる文章を書くこともあれば、紙のノートとペンを持参してジャーナリング(思い浮かんだことを一定時間書き続ける)を行うこともある。お気に入りの文庫本を読むのもいい。


9. 映画館で映画を観る

2024年1月に公開された「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」をきっかけに、映画館で映画を観るのがちょっとした楽しみになった。以降、観たい映画があれば映画館に行く機会を作っている。

シアターで映画を観る体験は、ただ観る以上に「作品を浴びる」感覚になる。すでにNetflixやAmazonプライムビデオで観られる作品でも、上映館があれば1時間かけてミニシアターまで観に行く。その道中も楽しい。


10. バスソルトを入れた風呂にゆっくりとつかる

クナイプ グーテナハト バスソルト ホップ&バレリアンの香りを、浴槽にざらざらと流し入れる。真っ青な湯につかって香りを思いきり吸い込めば、その日の疲れもほどけていく。浴室の電気を消し、洗面所の照明だけを点灯すると雰囲気も変わる。

風呂にはスマホや本などは一切持ち込まず、静寂の中でひたすら考えごとをする。日中に思い悩んでいたことがあっさり腑に落ちたり、書くネタになったりする。風呂から上がって慌ててスマホにメモすることもある。


「自分をもてなすための要素は身近にある」と気づく豊かさ

名古屋で食べたカフェタナカのフレンチトースト

どうにか10個書けた。7つ目で手が止まり、8つ目以降はひねり出した。
冒頭で紹介したnoteでも「意外とすぐ出てこない」と書かれていたが、自分も全く同じ状況になった。これ、すんなり10個出てくる人いる…?

頭を悩ませつつひねり出した10個を眺めると、それなりに共通点が見つかる。私の場合は以下の3つ。

  • 五感での経験

  • 人が少なく落ち着いた時間

  • 日々のタスクから離れる

また、「好きでやっているけれど、自分をもてなすとは言えないこと」もある。私は書くことや音楽ライブに参加することが好きだが、これがもてなしになるとは全く思わない。また、仕事自体は「もてなし」ではない。

自分を手厚くもてなすための事柄は、職業や趣味とはすこし違う場所にあるのだろう。


そして、どの項目もそれなりに身近で実行できることばかりだ。

自分自身をもてなすために、行ったことのない特別な場所に行くとか、特別な経験をする必要はない。

海沿いに行くとしてもせいぜい電車で1時間。丁寧に盛り付けたおやつを食べるとか、バスソルトを入れた風呂にゆっくりとつかるのは、今のところ自宅でしかできない。


書籍には「自分を手厚くもてなすためにできる10のことを列挙し、2週間にわたって1つずつ実行してみる」と書かれていた。
2週間以上はかかるかもしれないが、これからひとつずつ実行していくつもりでいる。

実行すると考えただけでも、ちょっと気分が上向く。
思いがけず「自分自身に元気をチャージするためのお守りリスト」が完成したみたいだ。

しばらくはこのリストを携えて、日々をすごしていこう。



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