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ホームスクールのやり方 開始から4年目の日常(長女・小学生2〜4年生編)

前回に引き続き、HSCの特性を持つ長女のホームスクールを振り返ります。
↓前回↓

やりたい!が芽吹き始めた小学2年生

小学2年生の途中から、「スライムを作りたいから洗濯糊とホウ砂が欲しい」、「オートミールでケーキを作りたい」などやりたいことへのリクエストが増えてきました。
他にも、アイロンビーズ、軽量粘土、大豆粉を使ったパウンドケーキなど、様々な情報を動画で仕入れて取り組みます。

長女が作ったモンブラン、右は軽量粘土

本やゲームも大好き、最近では「プロジェクトセカイ」というリズムゲームの腕が上達しています。「マインクラフト」も好きで、建築やミニゲームを楽しんでいます。

アウトドア派な夫の登山に同行したときは「今日はこの山に登れたよ!頂上で食べたお菓子が美味しかったー」と嬉しそうに話してくれました。

日々いきいきと過ごしている長女の中で、テストの点数では測れない経験や知識が育っているのが伝わってきます。

学校の部分利用も自分のペースで決めていく

また、小学校2年生9月頃からは、給食だけ食べに登校するようになりました。
最初の頃は、担任の先生が誘ってくれるからとそのまま放課後まで授業を受けて疲れすぎ、足が遠きます。
それでも、徐々に自分なりのペースを見つけ受けたい授業や給食の時間だけ登校する「学校の部分利用」を確立していきました。

これについて詳しい記事はこちら

フリースクールにも通い始める

小学校3年生の2月からは、長男と同じフリースクールに通うようになりました。
そこで飼っている小型犬と大型犬に触れるのが、長女にとっての癒しになっているようです。

同時期に、隣町のフリースクールにもバスに乗って通い始めました。
そこではみんなで昼食を作ったり、お菓子を販売したりという経験ができてとても楽しそうです。

好奇心旺盛な性格を反映して、毎日を違う場所で過ごすことになる週もあります。
予定を詰め込み過ぎて疲れてしまったときは、「ちょっとお休みする」と宣言し、パジャマでのんびりする日を作り、しっかり休養できるようになってます。

そんな長女の最近の1週間が、不登校新聞さんで記事になりました。
我が家の記事以外にも、不登校経験者、その保護者、支援者の方々の声がたくさん詰まった新聞です。
初月無料で読めますので、ぜひどうぞ。

ホームスクーラーの気持ち

そんな、ホームスクール3年目の長女に、現状をどう受け止めているか聞いてみました。

うーん、一緒にホームスクールしている弟(小1)とケンカしちゃうことが多いけど、それがなければ毎日楽しいよ。

2022年12月 長女の言葉

確かに、姉弟で過ごす時間が長い分、口喧嘩が起きる回数は上がります。
でも、いつも弟のことを慮って行動している長女は本当に優しい心を持っていますし、そのまま真っすぐ育って欲しいなと願っています。

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次は、「ホームスクールの始め方」というテーマでシリーズものを書いていきます。まずは「親の気持ち」、よかったらお目通しください。
↓次回↓


長女は、大好きなお料理を通じて自分の成長に気づきました。
↓こちら↓


「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
↓こちら↓


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◆用語解説
ホームスクーリング(英語: homeschooling)は、学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うことをいう。オルタナティブ教育の形式のひとつであり、ホームスクール(英語: homeschool)、ホームエデュケーション(英語: home education)などともいう。

Wikipedia