先日、スリーエム（MMM）がヘルスケア事業を分離（スピンオフ）することを発表した。それに伴い、保有するスリーエム株を売却する予定だ。売却理由は大きく分けて２つある。

理由①スピンオフ後は一般口座に払い出しとなるから。
理由②含み益があるから。

理由①に関して、スピンオフが決定すると、新しく貰える新会社の株だけでなく、現時点で保有している大元の株もセットでNISA口座から一般口座に移動されてしまう。そうなると手続関連で面倒事が増えるし、管理面からも不都合が増える。要は面倒くさいので売却してしまおう、ということだ。

理由②に関しては運が良かった。１か月ほど前の決算発表直後に株価が急落したのだが、僕はその直後に購入していた。長期保有のインカムゲイン目的で購入したが、少しでも安く仕入れたかったのだ。株価自体にはあまり期待していなかったが、新CEO発表直後から株価がV字回復し始めた。10％ほど上昇したので、一旦ここで利確することにした。

配当利回りの高い株はしばしばスピンオフしてしまう。米国株の高配当株投資において唯一の悩みの種だ。