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不登校の子どもの気持ちを知る傾聴とは

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信頼関係

信頼関係

信頼関係ができている人が傾聴するのとそうではない人がするのでは話の中身や感情の開き具合が全く違います。傾聴での信頼関係とはお金や役職、立場によるものではなく、人と人とのフラットなつながりを指します。普段、権威やお金などで人と関わっている人はこのベースとなる信頼関係がよくわからなくなっています。

スキル

スキル

傾聴のスキルに関わらず、スキルが生み出されるときには何かの目的があります。そしてそれは誰かを喜ばせたい。誰かを守りたい。そんな感じではないでしょうか?愛情に端を発した気持ちが形になり、ものやスキルになる。そのスキルが生まれたときには愛情、思いやりとセットだったはずです。それがスキルとして一人歩きするとおかしなことになります。愛のないスキルの誕生です。

承認の仕方

承認の仕方

傾聴をしている最中に相手を認め、承認するプロセスは非常に重要です。しかし、承認の仕方は?と聞かれると違和感を感じざるを得ません。承認はどのタイミングでするのが良いと思いますか?長年のカウンセリングの経験上、承認はカウンセリングの前にするもののような感覚があります。
子供を産んで育てるときに子供のスペックのようなものを気にして、子どもを承認するということは無いと思います。生まれてくる前から、、会話を

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受容

受容

最近は価値観が多様化しているので、受容も慎重にやらないと当たり前が当たり前ではありません。当たり前の連絡手段がLINEの人もいるしフェイスブック、メール、電話、対面、手紙、、それによって当たり前がだいぶ違います。受容とはこちらの価値観に関係なく、相手の価値観、世界観を受け入れることにあります。上手に受容するためには自分が宇宙人なってしまうのが早道です。当たり前がわからない存在としてゼロから受け止め

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グループワーク

グループワーク

傾聴を学ぶ時にグループワークはとても有効です。プロのカウンセラーが傾聴をする時には相手の言葉や仕草を観察しながら見立てをしたり、種まきをしたり、傾聴の組み立てをします。それを一度にやらずに分散させる時にグループワークは非常に便利です。クライアント役とカウンセラー役以外に観察役や見立て役などを分けて、3人4人でひとりの話を傾聴するグループワークをすることができます。自分が話をしなくて良いなら、観察に

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具体例

具体例

傾聴の難しさは再現性がないことにあります。心理学を研究している人たちはよく再現性とかエビデンスと言います。実際に傾聴をして具体例に触れると分かりますが、一人として同じ、具体的な人いませんし、具体的なエピソードも違います。

ですから、傾聴を学ぶときに最も大事なのはテクニックではなく、具体例をどれだけ知っているか?体験しているか?です。具体例は判断の勘を養うためにも、さまざまな人の表現方法、世界観を

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電話

電話

電話で傾聴をするときにはちょっとしたコツがあります。一般にメッセージより電話、電話より対面の方がやりやすいと言われていますが、コツを掴むと電話でも対面のような傾聴をすることができます。大事なのは非言語情報を聴くことです。発音の仕方の違いで姿勢が変わったことが電話越しでもわかります。話のペースやリズム、言葉の選び方が変わることもあります。
電話の傾聴では相手は姿が見えていないと思っていますから、非言

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ボランティア

ボランティア

ボランティア活動には何かの作業を手伝うものだけでなく、傾聴をするというものもあります。傾聴は体力を必要とするというよりは人生経験や包容力が重要なので、子育てが終わった女性や定年後の活動として選ぶ方も増えています。ボランティア活動を通して、人をだいじにしたり、喜ばれたりという心のつながりを肌で感じることは傾聴ボランティアをする側にとっても大きな幸福感を得られる素晴らしいものだと思います。ボランティア

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ドーパミン

ドーパミン

いわゆるやる気、モチベーションに関係するのがドーパミンです。ドーパミンの面白いところは実際に望ましい体験をしていなくても分泌されることです。欲しくて欲しくてたまらないと感じればドーパミンが分泌され、いわゆるやる気が出てきます。傾聴しながら未来が見えてきたときや興味深あアイディアがひらめいたときにドーパミンとともにやる気がでてきます!

脳内物質

脳内物質

私たちは脳内物質によって、気分が上がったり、気合いが入ったりします。主要な脳内物質を理解した上で傾聴をしていると、あ!今、ドーパミンが出ていそうだなとわかるようになります。傾聴の結果、素晴らしい気づきが得られるのも良いですが、脳内物質を把握していると傾聴の結果、脳内物質が分泌されたと理解することもできます。

脳

傾聴のコツは脳を理解しているとよりつかみやすくなります。脳は進化の過程で脳幹という体のコントロールをするところから、大脳辺縁系という心をコントロールするところ、大脳新皮質という理論や言葉をコントロールするところが生まれました。その三つの部位がそれぞれ判断するので人は一貫性がない動きをしたり、葛藤をします。わかりましたと言いながら首を横にふる仕草をするのはそういう時です。今脳のどの部分が反応している

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子供の潜在能力を引き出す

子供の潜在能力を引き出す

人は自発的に動いた時とやらされた時では使う能力や能率が違います。潜在能力を引き出すには自発的に動くことが欠かせません。子供の潜在能力を引き出すためには子供に話をさせて、考えを聴き、認め、共感することが大事です。それによって子供は自分の中に眠っている潜在能力に目覚めていきます。外から異物を入れるような教育ではそれが成り立ちません。

コンプレックス

コンプレックス

傾聴する人にもされる人にも何かしらのコンプレックスがあります。上手に話せないというコンプレックスや人と対等ではないというコンプレックス、顔のパーツや体型、声に対するコンプレックスなどさまざまです。コンプレックスは一見すると傾聴の妨げになりますが、気持ちを理解する大きなヒントにもなります。コンプレックスがあるからこそこういう世界観になるだろうと推測できるのです。

見た目

見た目

傾聴をするときに見た目はどれくらい大事でしょうか?実は話の中身以上に大事です。街に出て、色々な人の顔や服装、姿をみてください。全員どの人にでも傾聴してほしいと思いますか?見た目の時点で傾聴されたくないなという人がいるはずです。逆にああ、あの人に傾聴してほしいなという見た目もあります。小学生の傾聴をする人がスーツに革靴という見た目で良いでしょうか?必ずしも高級なものを着れば良いわけではなく、相手に合

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