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作品表現の幅を広げる時に大事な2つのこと

「この時この瞬間恋をする!」
フォトグラファーのYui Mitukiです。

自分の作品がマンネリ化してきたなと悩んでいた時のことです。
SNS状では、素敵な作品を拝見することが多く少し凹んでいました。
このトンネルを抜け出したい時に、私が写真表現と向き合う中で感じたことを書き綴っていきたいと思います。


作品表現の幅を広げる時に大事な2つのこと


①自分の価値観や、ルーツを紐解てみる

②少し苦手だなと思う作品、好きな作品を見比べてみる


①自分の価値観やルーツを紐解いてみる

価値観とは、育った環境や家族、友達、出会った人達の中で形成されていきます。

価値観やルーツを深く掘り下げていくのは、少し怖かったように感じました。
ただ、良い作品を作り続けたいという気持ちがあるため、ちょっと勇気を振り絞って向き合ってみました。

向き合ってみると「真実とは」「幻とは」ということを小さい頃から、感じとっていたことに気づきました。


②少し苦手だなと思う作品、好きな作品を見比べてみる

どちらの作品も、同じぐらい尊敬しています。
生み出される、過程の大変さというのは、私自身みに沁みているからです。

私が苦手だなと思う作品は、「コントラストが余りなく、主題がぼんやりとした作品」です。
写真の専門用語で「ねむい作品」です。

苦手だなと感じる理由は、「その作品の中に自分の心をどこに置いておこうかな」と悩んでしまう感じがあるからです。

また、私の感受性がもう少し豊かだったらなと思う時もあります。

私が好きな作品は、「コントラストが強く、主題のインパクトが強い作品」です。

私は、岩合光昭さんの作品が好きです。

好きな理由は、「そのコントラストやインパクトの凄さにハッとする瞬間がたまらなく気持ちが良いな」と感じるからです。

私も、コントラストの調整や、全体のインパクトは作品を作る時に心掛けています。


①②に向き合った結果

私にとって大事なことは、「真実」と「幻」をはっきりと伝えていきたいこと。
それを、コントラストの強さや、インパクトで伝えていきたいということに気づきました。

また、苦手だなと思う作品からは、その繊細さや淡さを学び、自分の作品の中に「心地の良い甘さ」を加えられるようになりたいと思いました。

その2つが分かった時、もっと写真表現を学びたいと思いが湧き、本を2冊購入し、ipadのGood Notesに学んだことをまとめる日々を過ごしています。

購入した本は、「こんな本が欲しかった!!」という本でしたので、最後にご紹介しますね!


「真実(現実)」と「幻(現実と非現実の狭間)」を伝えていく理由


「真実(現実)」を伝えていきたい理由

「普段目にしている現実は好ましいものばかりではないけれど、どんな事実もそのまま受け止めても大丈夫だよ」

「現実から目をそらさずに生きていくことを怖がらない欲しい」という
メッセージが、実は込められています。

特に、動物を撮る時にこれを意識していることに、気づきました。

そのため、あまりレタッチをせずに、コントラストや艶感を大事に編集しています。


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「幻(現実と非現実の狭間)」を伝えていく理由

人は、理想と現実を追って生きているように感じます。


「その狭間にいる人の感情を表現していきたい」という強い気持ちがあります。

その感情は、「夢や希望、光の眩しさと心地の良さ、不安、恐れ、焦りなどが混ざり合って何とも言えない色をしていることに気づいて欲しい」
というメッセージを込めています。

そのため、極端にレタッチを加えて編集しています。


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自分の写真と向き合うことについて


写真と向き合うことは、時に苦しい時もあります。

ただ、そこを抜けると表現の幅も増え、「何を伝えていきたいか」に集中することができます。

このゾーンに入ると、何を学べばいいのか、どんな場所でいつ撮影をしたいのかが見えてきます。

写真で迷うことは、何度もあると思います。

その時は、なぜ写真を始めたのか原点に立ちその時の感情をもう一度味わってみることをお勧めします。

そんな時用に、手帳やノートに書き記しておくと、ちょっとした突破口になります。

また、写真と共に向き合うことは、自分の価値観を再認識できる良い機会になります。

ふと、足をとめて写真と向き合える日々を過ごしていただけたらなと思います。



読者様にとって、自分自身と向き合える1日になりますように。



今回使用した写真は「みんなのフォトギャラリー」に掲載しています。
検索方法は、「YuiMituki」です。
お使いただけると、嬉しいです(´▽`)


=本の紹介=


=写真との向き合い方についての記事=




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