基礎的な理論ー特殊な力(勁)

特殊な力(勁)について。

惟式(身式であり武式)が発するのは特殊な力(勁)。特殊な力(勁)が発せれないなら惟式(身式であり武式)は出来ない。

なので、惟式(身式であり武式)の理論の初めは特殊な力(勁)についてとなる。

特殊な力(勁)とは何か。

勁とは力。しかし普通の力ではない。普通とは通常であり、普通でないということは異常であり、特殊ということ。

力と異なる勁はどこが普通の力と違うのかというと、勁は強いという意味の言葉で、つよく張ってたるみがない力。

解字だと巠は、上下の枠の間に、たて糸をぴんと張った姿。勁は「力+(音符)巠」。たるまずぴんと張ること。つよい力で張り切る意。

という意味。

勁を簡単に理解出来るものがないかと思考したところ糸電話が理解し易いのではと思い至った。

糸電話は声を遠くに届けることが出来るが、それは糸が張れている時だけだ。

勁の原理と糸電話の原理はとても似ている。

糸電話のように勁も張らないと振動を生み出せない。

張るということは相反する方向に力を入れないと起こらない。

声とは音であり音とは振動。
勁とは力であり、力とは振動。

なので、惟式(身式であり武式)は振動を起こす技術から特殊な力(勁)を求める。

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