中島ゆいちろ

漫画を描いてます 現在「SANBAKA」web連載中(電子書籍版も発売) 関わらせても…

中島ゆいちろ

漫画を描いてます 現在「SANBAKA」web連載中(電子書籍版も発売) 関わらせてもらった本は マンガ世界の偉人伝 未来を作った10人  ナイチンゲール編 謎ときミステリーシャーロック・ホームズ 瀕死の探偵(ともに西東社) 第59回小学館新人コミック大賞 児童部門佳作受賞

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つないで!ミラキュートを描いてみて

ミラキュートをネットにアップしだしてもうすぐ2ヶ月経ちます 感触としてはやはり1ページごとに更新できる方が WEB漫画向きだとわかりました とくにニコニコ静画での効果は顕著です ニコ静のランキングはおそらく 再生数 コメント数 お気に入りの総合で判断されるようですが 1ページ更新だとそれだけ話数が増え 更新回数も増えるので 再生数が伸びやすくなり ランキングにも上がりやすくなります そうなればまた再生数が伸び…という感じです 実際 始めて2か月でSANBAKA2年分ぐらいの

    • 新連載はじめてました

      ご無沙汰してる間に 新しいマンガを描いていました タイトルは「つないで!ミラキュート」です ごらんの通り雑誌デビューを目指してた時は まず描かなかった作風です 変身ヒロインのパロディだけだと物足りないので そこに「親子三代」という要素を盛り込んでいます これを描き始めた理由は 前回のnoteで描いた通りです ネットにアップするのに適したやり方にしようということですね ネタ自体はぼんやり浮かんでたんですが 先月あることがあってケツに火がつき 具体的に作品化するに至りまし

      • 自分の漫画とWEBの相性

        今回語る話は 自分にとってかなり深刻な問題です 現在僕がWEB連載している「SANBAKA」ですが ぶっちゃけ前から「WEB向けではないのでは」という懸念がありました その懸念がここ1年ほどでさらに強くなってきています ネットで目立つようなトガり方をまだしてないというのもあるんですが もっと大事なのは 更新頻度とSNS映えの問題な気がしています SANBAKAは昔ながらのストーリー漫画形式なので 小出しにしにくく 4コマや1ページマンガに更新頻度で負けると 以前の記事に

        • ダッシュ!四駆郎に学んだ漫画内美学

          これまではエッセイ的な記事が中心でしたが たまにはほかの作品を引き合いにした漫画論なども語らせてください みなさん ミニ四駆はご存知でしょうか 「ダッシュ!四駆郎」で1次ブーム 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」で2次ブームを起こしたタミヤのアレです 何年か前から3次ブームと言われてますが 個人的にはコロコロで全面タイアップとアニメ化してないのに ブームと呼ぶのは抵抗があるので 僕は違うと思ってるんですが まあその解釈はいいとして… 僕はレッツ&ゴーの第2次ブーム世代なのです

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          漫画投稿サイトに投稿した感想・2

          前回に続いて漫画投稿サイトに投稿した感想です まず少年ジャンプルーキー https://rookie.shonenjump.com/ ここはただ漫画が投稿したい人だけでなく ジャンプ系雑誌の掲載・連載を目指している人も 投稿しています 評価や閲覧数が多いとランキング上位に載り その中から編集部が認めた漫画に賞が与えられるようです また 編集部が評価した点(画力 構成力 演出 オリジナリティなど)に スタンプがつくんですが SANBAKAは画力のみスタンプがつきました

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          漫画投稿サイトに投稿した感想・2

          漫画投稿サイトに投稿した感想・1

          今回はWEB漫画投稿サイトに投稿してみた感想について 2013年 意を決してSANBAKAの第一話を描いた時のことです それまでもサイトで公開はしていたのですが うちのサイトは一日の来場者が1ケタを上回ることが 滅多にない弱小サイトなので… (そもそも もう個人サイトの時代じゃないと言われて久しいですが) SANBAKAは 僕の手が遅いだけで構想はけっこう先まで考えています (ガチガチに固めたら面白くないのでぼんやりとですが) なので 最初のピークが6話(ヒロインの石楠

          漫画投稿サイトに投稿した感想・1

          挑戦の理由

          自分の漫画の対象年齢がよくわかりません コロコロを目指してただけあって コロコロっぽいとは言われますが 今描いているSANBAKAはそれより少し上を想定しています かといって今のジャンプよりは子供っぽいとも思います その中間を求めている編集部はどこだろう… もう こちらが探すよりは スカウトを待った方が 需要と供給の不一致が起きなくていいのではないか… というのは理由の1~2割にすぎませんが 10年前なら一笑に付されていたでしょう しかし今はどうでしょうか 現在 マン

          再出発の話・最終章

          ジャンプの月例賞や赤塚賞に送ってみたけど通らない… よし!チャンピオンに送ろう! どういう発想の飛躍だと思われるでしょうが この頃になると それまでギャグ漫画を除くとバトル要素のある読み切りしか 描かなかった自分も 日常を舞台にしたコメディ漫画の着想が浮かんできていたのです 自分の漫画はマガジンっぽくはない(スカウトキャラバンでも言われた) かといって当時の漫画界イチ 編集体制が不安視されていたサンデーも嫌… となるとみつどもえやイカ娘などの日常コメディがあるチャンピオン

          再出発の話・最終章

          再出発の話2

          えーと前回の続きですね、コロコロにネームを送るのをやめて次の投稿先を決めるところから… といっても投稿を受け付けている児童誌がそもそも少ないので 選択は楽でした、月刊プレコミックブンブンかケロケロA(エース)です。 どちらも購入して雑誌の雰囲気を調べてみたのですが ケロケロAはケロロ軍曹の再掲やら対象年齢が高そうな ガンダム00のコミカライズや 雑誌の半分以上が「これ本気で児童向け目指してるのか?」 「(読んだことないけど)末期のボンボン感がすごい」と感じ 即決でブンブンの

          再出発の話2

          挫折と再出発時代の話

          今回は僕がWEBで漫画を発表するに至った理由と発表した感触について書こうと思います。 自分は「まんがをかくねずみ」に描いた通り、コロコロコミックでのデビューを目指し、 作品を投稿、受賞して担当さんがつき、会議に通るネームの打ち合わせをしていました。 その後の流れをざっくり書くと ●思うところあってコロコロにネームを送るのをやめ、  コミックブンブンに投稿を始める ●ブンブンが廃刊 ●ほかに送る児童誌もないので少年誌に投稿 ●「最強ジャンプ」が創刊したので何作か送っ

          挫折と再出発時代の話

          初心表明

          はじめまして、中島ゆいちろと申します。 昔から漫画を描いており、ここでは主に漫画を描く際に気にしていることや 気付いたこと、自分の作品の事などを書いていきたいと思っています。 自分はTwitterもやっているのですが、 670ちょいのフォロワーの方々の中で、自分の漫画を目当てに フォローしてくださってる方は、エンゲージメントなどを見るに おそらく1割もいないんじゃないかなと思われます。 これはほぼ自業自得で、単純にパッと見で興味を引くことができてないことや 連載形式が旧来