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炭水化物が大好きなあなたへ。少しはお友達にもエサを与えてください。 ❤️❤️❤️

現代人は、低タンパク質、高炭水化物食をしている、なぜ?

 人間以外の動物は、タンパク質を得るために食事をしているそうです。
私たち人間は、体のための食事を考えてしているでしょうか?
脳が、感じるうまい、甘い、おいしいを基準に食事をしているのではないでしょうか?
 
 最近、患者さんの血液検査をして、よく思う事があります。それは、若い人も高齢者もタンパク質不足の人が多いと言う事です。そして、そのタンパク質不足を炭水化物で補っているのです。つまり、現代人は、低タンパク質、高炭水化物食をしています。
その結果、糖質過多の食事になり、肥満が増えてきているのです。
そして、生活習慣病の蔓延を招いています。

 やめられない、とまらない食べ物を作ろうとすれば、とても簡単なことです。タンパク質の風味のする炭水化物を作ればいいのです。
 例えば、〇ッ〇えびせん、(エビの風味のする炭水化物)ポテトチップスでいえば、コンソメ味(肉の風味のする炭水化物)。
良く知りませんが、ポテトチップスの中では、コンソメ味が一番売れているはずです。(タンパク質の風味を付けた、炭水化物だからです)
これらは、人間のタンパク質を求める本能を刺激し、いくら食べても、タンパク質が満たされることはなく、さらにタンパク質を求め食べ続けてしまうのです。結果的に、タンパク質は、満たされず、炭水化物(糖質)ばかりを取ることになり、余った糖質が肥満を招き生活習慣病になっているのです。

現代人は、タンパク質不足を炭水化物で満たしている。栄養失調状態である。

 

食事をする意味?

1)自分の体のタンパク質をあたらしくして、作り替えるため。

 本来すべての動物が食事をする目的は、タンパク質を新しいものと入れ替えるためです。人間の体もタンパク質が無ければ、作ることが出来ません。
そして、ホルモンや身体を機能させる酵素もほとんどが、タンパク質でできています。動物性タンパク質にせよ、植物性タンパク質にせよ、取らないと健康に生きていけないのです。(必須栄養素)
 ところが、実際はタンパク質不足になってしまって、食べる必要もない炭水化物で埋め合わせているのが現状です。


2)自分と共生している腸内細菌に、えさを与えなければならない。

 自分の事だけを考えるなら、タンパク質と脂質だけをとれば生きていけると思いますが、わずか2万3000程度の遺伝子しか持たない(線虫と変わらない)人間は、自分と共生している腸内細菌にエサを与えなければ、生物の頂点に君臨して生きて行くことはできないのです。
 腸内細菌は、脳をもコントロールしているため、腸内細菌が調子が悪くなると宿主の人間も調子が悪くなります。
 腸内細菌は、経腟分娩時に母親から受け継ぎます。ほとんどの子供が父親よりも母親の見方をするのは、腸内細菌が同じだからです。
 その腸内細菌にエサを与えていない現代人が、心の病気になったり、生活習慣病になったりするのも仕方がないことなのです。
 腸内細菌のエサは、食物繊維です。そしてお友達は、発酵食品です。
親不孝をしないためにも、腸内細菌に食物繊維と発酵食品を意識して与えていきましょう。
 日本は、女性は、便秘をして、男性が下痢をしています。もうすぐ女性も男性も大腸がんがガン死亡原因の1位になる日が来るでしょう。
それが嫌なら、自分の好きなものばかりを習慣的に食べるのではなく、
腸内細菌のことも考えてあげてください。
 それこそが、情けは人のためならず(腸内細菌を大切にすることで、自分に利益が返ってくる)と言う事になるでしょう。

母親から受け継いだ腸内細菌が、飢餓状態でエサを求めています。
助けてあげてください。

 





 


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