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【配信コラム】#EDDIEのかく語りき 第8回/#一人二役以上おすすめ映画 特集/『658km、陽子の旅』/AppleTV+ドラマ『ハイジャック』『クラウデッド・ルーム』ほか

みなさん、こんにちは、こんばんは。
暑い日々が続きますねぇ。暑すぎて溶けてしまいそうです。

映画関連の話題でいうと、映画『バービー』が公開されて、SNS界隈では賛否巻き起こっています。作品の是非は置いといて、このように話題になるのは少なからず良いことだと思いますが、残念ながら興業にはつながっていないようで残念です。

とはいえ、まだ公開されたばかりですし、今後の動向にも注目ですね。

#EDDIEのかく語りき 第8回トークテーマ

2023年8月6日(日)22時〜Twitter(X)のスペースで配信した「#EDDIEのかく語りき」第8回目のトークテーマについてまとめていきます。
細かい話は配信の方で語っていますので、アーカイブを聴いていただけると幸いです。


❶AppleTV+最前線/ドラマ『ハイジャック』『クラウデッド・ルーム』

◆ドラマ『ハイジャック』

ドバイからロンドンへ向かう7時間の旅の途中、KA29便が何者かにハイジャックされた。腕利きの企業交渉人サム・ネルソンは、プロとしての技術を用いて乗客全員を救おうとする。果たしてこのハイリスクな作戦は、命取りとなってしまうのか?

AppleTV+『ハイジャック』作品についてより

この映画の面白さは、航空機をハイジャックされてからの7時間を、ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のようにリアルタイム進行で見せる緊張感と疾走感にあります。

イドリス・エルバ演じる主人公のサムは交渉のプロ。彼がテロリストたちを前にしても、怯まずに冷静に状況を判断して交渉を進めます。
1話1話次から次に想定外の出来事が起きていく模様は実に見応えがあります。

AppleTV+の高品質なオリジナル作品の中でも、割と入りやすい作品です。AppleTV+が気になっている人がいれば、まずはこの作品を導入として観ていってはいかがでしょうか。

以下のTwitter(X)の投稿に、『ハイジャック』の各話短評をツリーにして掲載しています。

◆ドラマ『クラウデッド・ルーム』

1979年夏のマンハッタンを舞台にしたサイコスリラー。衝撃的な犯罪の容疑者としてある青年が逮捕され、思いがけない人物がその事件の謎に挑むことになる。

AppleTV+『クラウデッド・ルーム』作品についてより

MCU『スパイダーマン』シリーズでお馴染みのトム・ホランドが主演のサスペンススリラー。共演にアマンダ・セイフライド、エミー・ロッサム、サッシャ・レインと中堅から若手の実力派女優も名を連ねており、キャストを見るだけでも価値ある作品です。

トム・ホランド演じる主人公のダニー・サリバンが、仲間の銃撃を庇って逮捕されるところからこの物語は始まります。
彼は何を隠しているのか、なぜそこまでして庇うのか。その真相が謎のまま話が進んでいきながらも、物語の大きな転換点となる第6話から全貌がわかってくる構成が見事です。

実話をもとにした某有名小説が原作となっており、メディアの情報発信や第1話から原作はオープニングで明かされるので、ネタバレにはならないと思いますが、一応ここでは言及を避けます。
トム・ホランドの演技の新境地が試されるドラマ。是非ともご覧ください。

<以下、原作に触れているためご注意ください>




以下のTwitter(X)の投稿に、『クラウデッド・ルーム』の各話短評をツリーにして掲載しています。

❷7月のピックアップ映画/『658km、陽子の旅』

次に「7月のピックアップ映画」のコーナーです。
今回取り上げる作品は『658km、陽子の旅』という邦画です。

「#マンホール」「私の男」の熊切和嘉監督と「バベル」の菊地凛子が、2001年の「空の穴」以来22年ぶりにタッグを組んだロードムービー。「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM 2019」脚本部門で審査員特別賞を受賞した室井孝介の脚本を原案に、人生にもがき苦しむ女性の東北縦断の旅を描く。

就職氷河期世代である42歳の独身女性・陽子は、人生を諦めてフリーターとしてなんとなく日々を過ごしてきた。そんなある日、かつて夢への挑戦を反対され20年以上疎遠になっていた父の訃報を受けた彼女は、従兄の茂やその家族とともに、東京から故郷の青森県弘前市まで車で向かうことに。しかし、茂の家族は途中のサービスエリアで子どもが起こしたトラブルに気を取られ、陽子を置き去りにして行ってしまう。所持金もなくヒッチハイクで故郷を目指すことにした陽子は、道中で出会ったさまざまな人たちとの交流によって心を癒されていく。

共演には竹原ピストル、黒沢あすか、風吹ジュン、オダギリジョーら実力派が多く顔をそろえる。

映画.com 作品情報より

主人公の陽子を演じるのは菊地凛子。ハリウッドでも活躍する大女優は、上映館の限られた小規模作品でキャリアベスト級の演技を見せてくれました。

もともとキャリアウーマンや高官など、”できる女”のイメージが強い彼女が演じたのはコミュ障の42歳独身女性。仕事も私生活も人と接することはほとんどなく、人間とコミュニケーションをとることが極端に苦手な性格です。
この作品では、陽子、いや菊地凛子がそんな性格だと信じ込ませるには十分なぐらい作り込まれており、作品としてもそんな彼女が自分の殻を打ち破り成長していく模様に自然と応援したくなる構成になっているのはお見事でした。

僕の中でも2023年の年間ベスト級の映画であり、大きく心を動かされました。

③#一人二役以上おすすめ映画 特集

Twitterにて、「#一人二役以上おすすめ映画」特集ということで、タグ付きツイートを募集しました。

AppleTV+オリジナルドラマで、トム・ホランド主演『クラウデッド・ルーム』の配信が最終話を迎えたのを記念に、この特集を考えた次第です。

◆一人二役の歴史について

まずは、一人二役の映画の歴史を調べてみました。
「世界で最も古い一人二役が登場した映画は?」と気になって調べてみたのですが、インターネットでは全然引っかかりません。

色々と探っていて出てきたのが1898年のフランス短編サイレント映画『幾つもの頭を持つ男』です。原題は”Un homme de têtes”、英題は”The Four Troublesome Heads”というそうです。

1900年にも突入していない中で、なんと頭が3つ!?
どんな撮影をしているんでしょうか。動画を観ると、若干首元あたりが透明になっていて、そのあたりにカラクリがありそうですね。
それにしても当時の人たちはこの映像を見せられてどう思ったのでしょうか?絶対驚きますよね。

ジョルジュ・メリエスが監督・主演した作品で、その驚くべき撮影方法は”多重露光”と言います。撮影技法に詳しい人だったら知っているかもしれませんが、1コマの中に複数の画像を写し込むことで為せる技だそうです。
これを一人二役と呼べるかは別として、フィルム上に写された対象物を多重露光する技法を使用した最初の作品。

ほかに一人二役の映画で古い作品を探してみると、『大自然の凱歌』が出てきました。1936年のアメリカ映画で、原題は”Come And Get It”です。

19世紀後半から20世紀初頭のウィスコンシン。木材伐採と製紙工場で財をなすバーニーは、昔愛した女の遺児ロッタを年甲斐も無く愛し始める。だが、ロッタの心はバーニーの息子リチャードに向かい……。ゴールドウィンは黙って原作を改変したホークスを解雇、ウィリアム・ワイラーを後任にしたが、ワイラーが監督したのは最後の30分程度だと言われており、ホークス自身「彼は800フィート撮っただけだ。だから本当に私の映画なんだ」と公言している。

映画.com 作品情報解説より

フランセス・ファーマーがヒロインを演じており、かつて捨てた恋人と、20年後に会ったその娘の一人二役。
配信がないので気軽に観ることはできませんが、DVDはAmazonなどで購入できるようなのでいずれ観てみようと思います。

◆CGを使っていない一人二役映画

今回Twitterのハッシュタグ企画でたくさんの方が投稿をしてくれましたが、現代ではCGIを使えば簡単に一人二役を同じ画面上に出演させることができます。
では、CGIの使えなかった時代はどうやっていたのでしょうか。

その代表格として挙げられるのが『戦慄の絆』でしょう。

カナダ、トロント。双子の兄エリオットと弟ビバリーは婦人科医として名声を築いていた。そんな彼らの医院に女優のクレアが訪れる。兄の勧めでクレアのもとを訪ねたビバリーは彼女から誘惑される。クレアの存在は次第に双子のバランスを崩していくことに。薬物にのめり込むようになったビバリーは奇行に走り、ついにはエリオットも……。実話をもとに書かれた小説を映画化。ジェレミー・アイアンズが双子の二役を見事に演じわけている。

映画.com 作品情報解説より

2023年4月には、Amazonプライムでリメイク版のドラマ『戦慄の絆』が配信開始されましたが、オリジナル版は奇才デビッド・クローネンバーグの語り継がれる傑作映画。主人公のエリオット&ビバリーのマントル兄弟を、ジェレミー・アイアンズが一人二役で演じています。
ちなみにこんな動画がYouTubeに上がっていました。

撮影監督であるピーター・サシツキーによる解説動画です。
スプリット・スクリーンという手法だそうで、同じシーンを2回撮影するんですね。1回目の撮影ではジェレミーを右側に配置し、2回目では左側に配置させるという。そして、2枚のフィルムを切り取って、真ん中でくっつけることで、この奇想天外なシーンが出来上がるわけです。
先ほど紹介した『幾つもの頭を持つ男』も同じ仕掛けで編集しているのです。

今でこそ、フィルムで映画を撮影するような人は当然のように知っているかもしれませんが、これを初めてやった人ってかなりのアイデア力ですよね。
こんなふうに歴史を紐解いていくのもとても楽しいです。

では次からは「#一人二役以上おすすめ映画」で実際に投稿してもらった映画の中から、特に気になるものを厳選してお届けしましょう。

◆マーズアタック!

火星人来襲! 友好的に出迎えた地球人を相手に、火星人の大虐殺が始まった。「バットマン」「シザーハンズ」のティム・バートンによるSFコメディ。二役務めるジャック・ニコルソンほか、グレン・クローズ アネット・ベニング、ピアース・ブロスナン、マイケル・J・フォックス、ナタリー・ポートマン、トム・ジョーンズなど豪華キャストが出演。

映画.com 作品情報解説より

◆めまい(1958)

アルフレッド・ヒッチコックのフィルモグラフィの中でも傑作と名高いミステリーサスペンス。刑事ジョン・ファーガソンは、逃走する犯人を追撃中に屋根から落ちそうになる。そんな自分を助けようとした同僚が誤って転落死してしまったことにショックを受けたジョンは、高いところに立つとめまいに襲われる高所恐怖症になってしまう。そのことが原因で警察を辞めたジョンの前に、ある日、旧友のエルスターが現れる。エルスターは自分の妻マデリンの素行を調査してほしいと依頼。マデリンは曾祖母の亡霊にとり憑かれ、不審な行動を繰り返しているという。ジョンはマデリンの尾行を開始するが、そんな彼の見ている前でマデリンは入水自殺を図り……。原作はフランスの作家ボワロー=ナルスジャック(ピエール・ボワロー&トーマス・ナルスジャック)のミステリー小説。ジョンが見る悪夢やヒロインによる真実の告白など練り上げられた演出が冴える。日本初公開は1958年。2014年、特集企画「スクリーン・ビューティーズ」の第3弾「ヒッチコックとブロンド・ビューティー」にて、デジタルリマスター版が公開。

映画.com 作品情報解説より

◆クラウド・アトラス

「マトリックス」のラナ&アンディ・ウォシャウスキー、「ラン・ローラ・ラン」のトム・ティクバの3人の監督がメガホンをとり、デビッド・ミッシェルの同名小説を映画化。悪人として始まったある男の人生が、過去・現在・未来といくつもの時間や空間と交錯する。数奇な体験を経た男が世界を救おうとする姿を、ドラマやSF、アクション、ミステリー、ファンタジーなどさまざまなジャンルを内包して描く壮大な物語。トム・ハンクス、ハル・ベリーをはじめ、ジム・ブロードベント、ヒューゴ・ウィービング、ジム・スタージェス、ペ・ドゥナ、ベン・ウィショー、スーザン・サランドン、ヒュー・グラントら豪華俳優が各国から集結。

映画.com 作品情報解説より

◆寝ても覚めても

4人の女性の日常と友情を5時間を越える長尺で丁寧に描き、ロカルノ、ナントなど、数々の国際映画祭で主要賞を受賞した「ハッピーアワー」で注目された濱口竜介監督の商業映画デビュー作。第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品された。芥川賞作家・柴崎友香の同名恋愛小説を東出昌大、唐田えりかの主演により映画化。大阪に暮らす21歳の朝子は、麦(ばく)と出会い、運命的な恋に落ちるが、ある日、麦は朝子の前から忽然と姿を消す。2年後、大阪から東京に引っ越した朝子は麦とそっくりな顔の亮平と出会う。麦のことを忘れることができない朝子は亮平を避けようとするが、そんな朝子に亮平は好意を抱く。そして、朝子も戸惑いながらも亮平に惹かれていく。東出が麦と亮平の2役、唐田が朝子を演じる。

映画.com 作品情報解説より

◆ポゼッション(1980)

ポーランドの鬼才アンジェイ・ズラウスキーが、「アデルの恋の物語」のイザベル・アジャーニ主演で描いた不条理スリラー。西ドイツ、ベルリン郊外。単身赴任を終え妻子の待つ自宅へ帰ったマルクは、妻アンナの態度がどこかよそよそしいことに気づく。アンナの友人マージからある男の存在を聞いたマルクは妻を責めるが、彼女は浮気を認めるどころか夫を完全に拒絶する。ある日、息子ボブを学校へ送ったマルクは、そこでアンナと瓜二つの教師ヘレンと出会う。やがてマルクは妻の浮気相手ハインリッヒと顔を合わせるが、彼もアンナの全てを知っているわけではなかった。マルクは新たに浮上した“第3の男”について調べるべく、私立探偵にアンナの尾行を依頼するが……。マルク役に「ピアノ・レッスン」のサム・ニール。1981年・第34回カンヌ国際映画祭主演女優賞、第7回セザール賞最優秀女優賞など数々の映画賞を受賞した。日本では1988年に劇場公開。2020年1月、製作40周年を記念してHDリマスター版でリバイバル公開。

映画.com 作品情報解説より

◆レジェンド 狂気の美学

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトム・ハーディが1人2役で双子のギャングを演じたクライムサスペンス。「ザ・クレイズ 冷血の絆」(1991)などでもその人生が映画化されてきた、実在の双子のギャング、クレイ兄弟の栄光と破滅を描いた。1960年代初頭のロンドン。貧しい家庭で生まれ育ったレジーとロニーのクレイ兄弟は、手段を選ばないやり方で裏社会をのしあがり、アメリカのマフィアとの結託や有力者たちとの交流を深めることでイギリス社会に絶大な影響力を及ぼしていく。そんな中、部下の妹フランシスと結婚したレジーは彼女のために足を洗うことを決意し、ナイトクラブの経営に力を注ぐようになるが……。レジーの妻フランシス役を「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」のエミリー・ブラウニング、ゲイであるロニーの恋人役を「キングスマン」のタロン・エガートンがそれぞれ演じた。「L.A.コンフィデンシャル」「ミスティック・リバー」などの名脚本家ブライアン・ヘルゲランドが監督・脚本を手がけた。

映画.com 作品情報解説より

◆サスペリア(2018)

映画史に名を刻むダリオ・アルジェントの傑作ホラーを、「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督が大胆にアレンジし、オリジナル版とは異なる視点から新たに描いた。1977年、ベルリンの世界的舞踊団「マルコス・ダンス・カンパニー」に入団するため、米ボストンからやってきたスージー・バニヨンは、オーディションでカリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、すぐに大きな役を得る。しかし、マダム直々のレッスンを受ける彼女の周囲では不可解な出来事が続発し、ダンサーたちが次々と謎の失踪を遂げていく。一方、患者だった若きダンサーが姿をくらまし、その行方を捜していた心理療法士のクレンペラー博士が、舞踊団の闇に近づいていくが……。「フィフティ・シェイズ」シリーズのダコタ・ジョンソンほか、ティルダ・スウィントン、クロエ・グレース・モレッツら豪華女優陣が共演。イギリスの世界的ロックバンド「レディオヘッド」のトム・ヨークが映画音楽を初めて担当した。撮影はグァダニーノ監督の前作「君の名前で僕を呼んで」に続き、「ブンミおじさんの森」などで知られるタイ出身のサヨムプー・ムックディープロム。

映画.com 作品情報解説より

◆アス

「ゲット・アウト」がアカデミー賞にノミネートされ、脚本賞を受賞するなど大きな話題を集めたジョーダン・ピール監督が、自分たちとそっくりの謎の存在と対峙する一家の恐怖を描いたサスペンススリラー。夫のゲイブ、娘のゾーラ、息子のジェイソンとともに夏休みを過ごすため、幼少期に住んでいたカリフォルニア州サンタクルーズの家を訪れたアデレードは、不気味な偶然に見舞われたことで過去のトラウマがフラッシュバックするようになってしまう。そして、家族の身に何か恐ろしいことが起こるという妄想を次第に強めていく彼女の前に、自分たちとそっくりな“わたしたち”が現れ……。「ゲット・アウト」に続き、数々のホラー/スリラー作品を大ヒットさせてきたジェイソン・ブラムが製作。主演には「それでも夜は明ける」でアカデミー助演女優賞を受賞し、「ブラックパンサー」などで活躍するルピタ・ニョンゴを迎えた。

映画.com 作品情報解説より

◆イブの三つの顔(1957)

「私の中に私の知らない誰かがいる!」――小さな地方都市の平凡な主婦イブ・ホワイトは、突然の頭痛と記憶喪失に悩まされ、夫とともに大学の精神科を訪れ、その事実を知った。おとなしく従順な妻のイブ・ホワイト夫人、そしてワイルドで遊び好きのイブ・ブラック。治療を続ける内に更にもう1人のイブ・ジェーンと名乗る聡明で上品な女性が出現し、こうしてイブは3つの顔を持つ女となった……。

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◆暗殺のオペラ

「暗殺の森」「ラストタンゴ・イン・パリ」などで知られるイタリアの巨匠ベルナルド・ベルトルッチが、1970年に手がけた長編監督第4作。ラテンアメリカ文学の鬼才ホルヘ・ルイス・ボルヘス「伝奇集」に収められている「裏切り者と英雄のテーマ」を原作に、物語の舞台を北イタリアの架空の町に置き換えて描いた。ファシストによって暗殺された父の死の真相を探るべく、アトスは北イタリアの田舎町を訪れる。この町で父は英雄的存在になっており、謎は少しずつ解明していくが、そこには意外な事実が待ち受けていた。ジュリオ・ブロージが若き日の父と息子の2役に挑戦し、「第三の男」のヒロイン役で知られるアリダ・バリが父の愛人役を演じた。日本では1979年に劇場初公開。2018年、デジタルリマスター版でリバイバル公開。

映画.com 作品情報解説より

◆ふたりのベロニカ

同じ日の同じ時刻に生まれ、同じ名前と顔を持つ2人の女性がいた。ポーランドとパリに住む2人のベロニカはそれぞれの人生を送りながらも、お互いの存在を感じていた。監督は、「トリコロール」三部作で知られるポーランドの巨匠クシシュトフ・キエシロフスキー。本作で2人のベロニカを演じた主演のイレーヌ・ジャコブは、91年カンヌ映画祭主演女優賞を受賞した。

映画.com 作品情報解説より

フレディ/エディ

妻の浮気相手に暴力を振るったとされ、息子の親権を剥奪されてしまったフレディ。人生の再スタートを切った彼の前に、幼少時代によく見たもう1人の自分・エディが再び現れる。そんななか、フレディは幼くして亡くなった双子の兄弟がいたことを知り…。

Filmarksあらすじより

◆マッシブ・タレント

ニコラス・ケイジが現実のケイジ自身を彷彿させる、どん底の俳優を演じたアクションコメディ。

かつて栄華を極めながらも、今では多額の借金を抱えるハリウッドスターのニック・ケイジは、本業の俳優業もうまくいかず、妻とは別れ、娘からも愛想をつかされていた。そんな失意の中にあったニックに、スペインの大富豪の誕生日パーティに参加するだけで100万ドルが得られるという高額のオファーが舞い込む。借金返済のためオファーを渋々受け入れたニックは、彼の熱狂的なファンだという大富豪ハビと意気投合し、友情を深めていく。そんな中、ニックはCIAのエージェントからある依頼を受ける。それは、ハビの動向をスパイしてほしいという依頼だった。CIAはハビの正体が、国際的な犯罪組織の首領だと踏んでいたのだ。

ケイジが主人公ニック役を演じ、大富豪ハビ役は「ゲーム・オブ・スローンズ」「マンダロリアン」のペドロ・パスカルが務めた。

映画.com 作品情報解説より

◆レイジング・ケイン

児童心理学者のカーターは子育てをしながら、子供の心理を観察し続けていた。しかしその行動は次第に常軌を逸していく。そんなカーターを手助けする、双子の兄弟ケイン。一方、町では子供が行方不明になるという事件が起きていた。やがてカーターとケイン、そして彼らの父親にまつわる過去が明らかになっていくが……。多重人格を扱ったサイコ・サスペンス。デ・パルマ監督のトリッキーな演出が冴え、さらにジョン・リスゴーも怪演で迫る。

映画.com 作品情報解説より

一旦、こんなところでしょうか。
本当はたくさんたくさん投稿をしてもらっていたので、もっと紹介したかったのですが、さすがに長くなりすぎるのでここいらで止めておきます。
ただ、色んな一人二役以上映画があるんだなと、眺めているだけでもワクワク楽しくなってくるので、気になる方はTwitter(X)で「#一人二役以上おすすめ映画」で検索してみてください!

◆まとめ

以上、「#EDDIEのかく語りき」配信第8回のトークテーマについて、ざっくりとまとめました。
詳細な話は以下のTwitterスペースのアーカイブにて語っておりますので、お時間ある方は是非ともお聴きくださいませ。


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