ガラスの天井を考えてみる
ガラスの天井という言葉があります。
英語で言うとglass ceiling
組織の中で、昇進に値する人材が、性別や人種などを理由に、低い地位に甘んじることを強いられている状態
を言う言葉だそうです。
日本においては、ほとんどは女性の上級管理職への昇進などに関して使われることが多いようです。
今日はちょっと、この、日本で言うところの、ガラスの天井、について考えてみようと思います。
▼ ガラスの天井をなくそうとしてる
こういう言葉が、言葉としてあるくらいだから、社会全体として、なんとなく
良くないことだよな
ということを感じてる人が少なくないだろうなと想像できるわけです。
実際、いろんな会社や組織で、今はどんどん、女性を登用しようとしています。
僕の職場でもそうです。
世の中の動きとして、ガラスの天井をなくそうとする方向に、向かっているということは、実感として感じるところです。
▼ 自然にそうなるもの
ただ、今の動きとして、どうも僕には、無理矢理作り上げる感が半端ないと感じてるんですよね。
とにかく、女性の上級管理職なり、意思決定の場なりへの登用を、とにかくやる。
とにかく、やる。そんな感じ。
まあ、今までやってなかったことをやろうとするわけだから、初めのうちは、制度を作るなりして無理矢理に、形として作り上げる必要があるんだろうけど。
理想は、自然にそういう人材が登用されていくってことだと思います。
▼ そうでない人もいる
で、そういう草創期というか、走り出しの時に起こるのが、
望んでない人を登用する
という現象だと感じています。
どういうことかと言うと、中には
上級管理職なんか、ぜんっぜんなりたくない
という人はいるんだと思うんです。
実際、僕は、そういう人を複数知っています。
問題は、そういう人はたいてい、仕事ができる人なんですよね。
するとどうなるかというと、女性を登用しよう!となった時、真っ先に白羽の矢が立つのがそういう人になるわけです。
本人はまったくその気がない。むしろそういうのは嫌だと思ってる。
でも、そういうポストに登用される。
こういうことが起こるんだよなぁ。
ガラスの天井がなくなるということは、とても健全だし、とても良いことだと思います。
一方で、こんなことも起こるよなぁとも思います。
人の数だけ考え方があるからね。
以上でーす。
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