災害級の暑さ、高熱を添えて

39度の発熱、幼児の息子。
外気温37度の中、小学校から徒歩で帰宅した小1の娘。うなる暑さとの、戦いの記録。


コロナの置き土産 夏風邪

マスクをせず、生活する世が戻ってきて嬉しく思っていた矢先。子の友人がバタバタ、高熱で倒れていった。マスクのバリアは、思った以上に効果があったようだ。
「こりゃ、移るのも…時間の問題」と思っていた矢先、幼い息子が高熱に侵された。

「お母さん達は病院行ってくる!小学校、気をつけてね」と声をかけ、朝 娘を送り出した。

災害級の暑さ

時を同じくして、Twitterで「災害級の暑さ」のいう言葉が、トレンドワードとして顔を出した。
炎天下の14時すぎ、娘はランドセルを背負い、汗びっしょりで帰宅した。
ちょうど病院から帰宅、洗濯物を取り込もうとした矢先。帰宅する娘の姿が、窓から見えた。窓際から「おかえり」と声をかけると開口一番「熱は大丈夫?どうだった??」と聞き返した娘

灼熱地獄の中、帰宅している身でありながら弟の心配をした娘。偉すぎて涙でる。

暑さを労ることさえ、許されぬ

娘が着用していた肌着「え?!絞れるんでは?」ほど濡れており、いかに過酷な帰路になったかを物語る。服を着替え、涼しい部屋で娘はアイスを頬張った。

少し休んだのち、湯に浸かる予定だった。特に汗ばんだ1日。母である私のお役目、娘の髪や体を洗ってあげようと準備を始めた。

しかし、この時 息子の発熱 40度を記録する

「お母さんと、離れたくない!!!体が暑い、暑い」と泣き叫ぶ息子。一瞬で風呂に入ってくるから!寝室で待っててと懇願するも伝わらず。少しでも離れようものなら号泣。
ワンオペの苦労、ここに極まる

折り合いの難しさ

私も普段なら「一人でお風呂よろしく」と言いたいところだったが。災害級の暑さと戦った幼き体。母心から、汗を綺麗に流し落としてあげたかった。

脱衣所の環境は最悪だった。空調が届かないため、蒸し暑さで室内でも汗が吹き出る。高熱の息子には風呂の間、冷房が効いた部屋で寝てほしいという母の願い。幼子のハートには一切、届かなかった。
「お母さんが良い」の一点張り。泣き叫び方も5歳児の本気が詰まっており、凄まじく頑固だった。

悩みに悩んだ結果、娘に1人で風呂に入ってもらった。娘も寂しいとへそを曲げた。空調の効かぬ脱衣所にて、息子を抱っこしながら。娘が湯に浸かる様子を見て「近くにいるから、大丈夫よ〜」と見守る方法をとった。

もっと方法があったと思うが、もうこの時は必死過ぎて「あぁ、もうこれが限界」という気持ちだった

一難過ぎ去り

一夜明け、息子の発熱も落ち着いた。コロナもインフルも陰性「夏風邪の悪化、しっかり休め」とのお医者様の判断。今は狂ったように息子はNetflixでポケモンを見ている。私はnoteでこれを書いている。熱はあるも、平和な世界線だ。

あぁ、2歳0歳 3歳1歳の凄まじく育児が大変だった日々と似ているルーチンを過ごした。久々に
育児の苦労、こんな感じ。





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