リウマチになるまで

2021年12月28日
29日になろうとした晩に
普段、夢を見ない私が見た夢
夢というより、過去世のビジョンだった

脚を負傷して、引きずり歩くも
何かに追われ、逃げるように目的地へ向かう
仲間の邪魔になる
そう決意したときだった

右脚が激痛で目覚めると
動くに動けず、寝返りも打てないままに
朝を迎えた

年末だったので、その日をゆっくり過ごすと
脚の痛みは徐々に落ち着いた

その痛みが、ぶり返したのは
元旦の初詣に出かけたとき
長い時間の行列で、寒さによるものだった

翌日から、膝が痛かったり
肩が痛かったり
日替わりで、あちこちの関節が痛む

お正月休みも終わり、鎮痛剤を飲みながら
通勤していた

2週間を過ぎても治らないので病院に行っても
更年期による痛みの可能性があるとのことで
なかなか診断が付かなかった

そうこうしているうちに
日替わりに痛みが移動するのだけど
痛みの箇所が複数になって
右肩と左肘と右膝 とかね
だんだんと歩けなくなっていた

ペットボトルのキャップも開けられなくなって
病院の待合室では
高齢者に席を譲られるほどだった

それでも、仕事に通った

当時は夫と別居して9ヶ月
離婚調停中だったから
私が稼がなくてはならないとという思いで
無理をしていることにも、痛みにも
鈍感になっていた

駅から自宅まで5分のところを
35分かかるほど異常だったのに
持ち前のポジティブシンキングで
がんばるしかないのだと言い聞かせて
自宅の玄関に入ると、ほっとして泣いた

身体中の関節が痛くて靴も脱げないので
子どもに脱がせてもらっていた

この頑張り過ぎる性質が
リウマチ患者の特性でもあり
人に頼れず、頼らず
自分に厳しい性格と生活に
身体が悲鳴をあげて
もう、やり過ぎです、休んでください
と強制的にリウマチという病気を使って
人生の一時停止をしているということに
気がつけるのは痛みが現れてから
4ヶ月目を迎える頃でした

この頃の私の数値
CRP定量 7.26   0.14以下が正常
RF定量    211    15以下が正常

この数値に整形外科ではリウマチを診断
してくださったのだけど、内科のさいたま赤十字病院でも診察している先生は、まだ様子を見ようと診断を下さなかった

一応、リウマチかも…ということで
リウマチの薬を飲んでみますか?

という、患者に判断を委ねる内科の医師

まだ、リウマチになったことを受け入れられなかった私は、更年期の可能性にしがみついてしまい、内科の意見を採用してしまったのでした

後に、整形外科医を信頼しておくべきだったと後悔する



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?