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魚を食べたくなるよ

健康維持に欠かせない!魚を食べることのメリット

私達の健康を保つために日頃の食事は大変重要です。そこで、意識的に取り入れたいのが「魚」。日本は豊かな海に囲まれた島国です。新鮮な魚をたくさん食べられる環境は世界的に見ても恵まれています。では、具体的に魚を食べることにはどのような健康上のメリットがあるのでしょうか。

魚 = 脳の健康維持に欠かせない

魚に含まれる成分の中でも特に注目したいのが オメガ3脂肪酸 です。その中でも代表的な成分が **DHA(ドコサヘキサエン酸)**と EPA(エイコサペンタエン酸) です。

DHAは脳の細胞膜を柔らかくする働きがあり、神経細胞同士の情報のやりとりをスムーズにすると言われています。そのため、記憶力や学習能力を高めたり、加齢と共に気になる認知症リスクを下げたりするのに役立つと期待されています。

EPAは中性脂肪や悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれる効果が認められています。心筋梗塞や脳卒中、動脈硬化など生活習慣病のリスク低減に重要だと考えられている成分です。

丈夫な骨作りと身体の機能サポート

たんぱく質は私達の筋肉、血管、皮膚など身体の様々な組織を作る材料です。魚は良質なタンパク質を効率よく摂取できる食材です。年齢を重ねるにつれて衰えがちな筋力の維持にも、魚は積極的に摂りたい食材といえます。

また、骨の材料となるカルシウムを多く含むのも、多くの魚に共通した特徴です。特に小魚を頭や骨ごと食べられるものは、手軽にカルシウムが補給できます。さらに、骨を丈夫にするために必要なビタミンDもイワシやさばなどには豊富に含まれます。

そのほか、甲状腺ホルモンの生成に欠かせないヨードや、身体の代謝機能に関わるビタミン類など、魚には私達の健康維持をサポートする成分が詰まっています。

魚の種類による違いと注意点

一口に「魚」といっても種類によって含まれる栄養素の量は異なります。例えば、マグロやカツオなど赤身の魚には鉄分が豊富。サンマやさばなどの青魚の脂には先ほどご紹介したオメガ3系脂肪酸が多く含まれます。このように魚の種類によって、健康効果はそれぞれ少しずつ変わってきますので、食事に取り入れる際は色々な種類をローテーションするのがおすすめです。

ひとつ注意点したいのは、水銀などの含有です。マグロやメカジキなど大型の魚には水銀が蓄積しやすい傾向があります。厚生労働省では妊娠中の女性や子供に対して、魚介類の摂取に関するガイドラインを示していますので、不安がある方は参考にして摂取量を決めると良いでしょう。

積極的に魚を取り入れて健康寿命を延ばそう

脂っこい肉類と比較すると、魚はあっさりとヘルシーなイメージです。カロリーも控えめで、ダイエットにも向いており、様々な調理法に適しています。煮物、焼き物、お刺身など色々な形で食事に取り入れやすいのも嬉しい点です。

日本人は長寿国といわれていますが、それは食生活のバランスの良さが一因だと考えられています。健康寿命を延ばすためには、毎日の食事を見直すことが大切です。その中でも、魚は身近で手に入れやすく、なおかつ健康メリットの大きな食材です。日々の食卓に積極的に魚を取り入れて、いきいきとした生活を目指しましょう。

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