僕たちが住むこの世界,戦争は何故なくならないのかな
ぼくたちは歴史から戦争のことを多く学んだし
戦争の悲惨で愚かなことも知っているよね
ではなぜ？
でもそれって当たり前かもね
だって僕たち戦争をなくす方法は学んでいないもの
だから僕は僕なりに、なぜ人は戦い争うのか考えてみたんだ
まあ、理由はいろいろあると思うよ
たとえば自分の利益を守るとか
自分の主張を通すためとか
自分の身を守るためとかさ
理由はいろいろあると思うけど
僕はあることに気づいたんだ
多分そのシンボルがお金じゃないのかなって
お金があれば何でも買える
お金があれば何でもできる
お金に力あがあるというこの考え方
実は僕も最近までそう考えていたんだ
でも本当にそう言えるのかな
例えばお金で愛は買えるの
多分お金の好きな人がそばに寄ってくるんだろうね
お金があれば幸福になれるの？
お金があっても大変そうな人
お金がなくても楽しそうに生きている人
やっぱりお金と幸福は関係ないみたい

それからお金は絶対に必要だという考え方もあるよね
確かに今手元にお金がないとあせるよね
でも無い時でもなんとかなってきたんじゃないのかな
金は天下の回り物とか昔から言われているけれど
増えるとき増えなくなる時なくなるものだよね
だからお金があるときも無い時も楽しめる心をはぐくむこと
それが大切なんじゃないのかな
結局お金は力お金は必要という強い思い込みが
経済戦争、武力による戦争に人々を駆り立てるんだと思う

でもね、このことは世界情勢や一般社会の話じゃないと思う
結局僕たちの心の話じゃないのかな
お金を持つことによる力という幻想
恐れからくるお金に対する渇望
そして自分の領域を守ろうとする心
この自分の領域と自分以外に分けるこの考え方
ここにこそ争いの源があると僕は思うんだ
本当は分かれていない世界を自分と他人に分けたから
争いは始まったんじゃないのかな
ではなぜ、自分と他人に分けたのだろう
それは、自分というものを肉体に限定したからじゃないのかな
この地球に常識として存在する肉体だけが自分だと考える強い思い込み
君もそう思っていない
ところがこの世界はそうじゃないらしいんだ
例えば君はゲームを楽しむときマリオになりきるよね
夢中になってピー千姫助けようとするでしょ
でも本当はきみはこのゲームのプレイヤーでマリオなんかじゃない
マリオも敵も味方も背景さえもゲームすべてが君をたのしませる愛しい存在
この現実世界は君が創り君が演じ君が楽しむゲームの世界
そしてルールはいつも君が決めている
殺人者さえ戦争のときは英雄になる
だから想像してほしい今目の前の現実こそゲームの中だということを
そしてこの現実というゲームを使って君の心の成長を育んでいることを
もちろんゲームの中の役柄って様々だよね
貧乏だったり金持ちだったり、きれいと言われたりブスと言われたり
この世界はなんて不公平だと思えるよね
でもそんなこと気にしなくていいんだ
だって今の君の個性が君の成長には欠かせないものだから
たとえばマッチ売りの少女もシンデレラもそれぞれがそれぞれの物語の主役
その物語を使って心を育んでいるだけ
だから君にとって今の自分は不本意かもしれないけれど
君の心の成長にはベストなんだよね
肉体はこの世界を遊ぶ君のために用意された乗り物
本当の君は理解を超えたすごい存在なんだ
この世界はあえて言えば人生ゲームという夢の中
そしてその目的はこころの進化
人間は自と他に分けた相対的な世界で様々な考え方やモノの見方や気持ちを創り出してこの世界を遊んでいる
自と他に分けるその中で競い争うことで進化するという考え方が創られ
自と他を分けるその中で比較や評価がうまれ善悪、損得、所有などという自分が創った様々な心で身動きが取れなくなっている

僕たちは何を変えればいいのだろう
それはとてもシンプル
この世界はこころを育むゲームの中だと信じること
ビジネスも遊び恋愛も遊び、この世界を現実と呼んでマジになっていただけ
だからちょっと肩の力を抜いてみるくらいでちょうどいい

この世界は君の心を映したゲームの中
ゲームの内容は君の心により展開していく
自分と世界を分けた心に映るのは怒りと悲しみを招く争いにまみれた世界
映るものすべてを愛しき我ととらえる心に映るのは争うことのない美しい自然と美しい心に満ちた世界
自分（エゴ）のための争うゲームか
全体を楽しむ調和を進めるゲームか
僕たちはどちらも選ぶことができる
それが僕たちに与えられている自由というものでしょう

戦争とは学びの一つですが、心の幼い人たちが始める愚かなゲームです