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問題を抱えた子に「寄り添い」が合わないこともある

地域未来塾のコーディネーターになった。昨日は市の生涯学習課に、私のプランがはみ出していないか確認しにいった。

私は結構はみだしがちなの。学習習慣をつけるだけでいい、学習の遅れが見える子に補習をすればいいだけ。そういわれても、もしかして、放課後の未来塾って、不登校の子たちにも来てもらえるんじゃ?って思いついちゃったもんだから。もちろん、新しく就任した業務で、はみ出したことをすると、叱られるよ。私が叱られるんだったらいいんだけど、校長先生や、教育委員会や、教育長や、市が叱られたら、やばいじゃん。で、こんなことを目指しているんですがとプレゼンした。

全14枚のプレゼン中8枚目
全14枚のプレゼン中9枚目

学力をアップさせようと思ったら、塾に行けばいい?そうじゃないのよ。
学習欲と学習習慣がつけばいいのよ。
で、そのためには安心安全な居場所が必要なのよ。
という図。
もちろん、塾に行けば割と短期間で成果が出る。でも、学習欲と学習習慣がついていないと、受験が終わった時に「あれ?まだ勉強って続くの?なんで?」になっちゃう。実際そういう子多い。
また、特に学習に不安のある子なんて、塾じゃつらいよね。

生涯学習課としては歓迎です。学校とよく話し合ってください。

とのこと。ホッとした。学校とは来週話し合う。
で、その生涯学習課で話し合いをするとき、教育長が「ちょっとあとで来い」と。あ、もともと教育長とは知り合いなのですが、私がコーディネーターになったことで、教えておきたいことがあると。

「お前は、突っ走りすぎるから、気を付けるように」って話かもと思ったら、ちょっと違った。実は教育長には前日にプレゼン資料を送っていて、その中に「安心安全な場」と書いていたことで、ポリヴェーガル理論を知っておけという話だった。さすが……。

ポリヴェーガル理論

ポリヴェーガル理論では、個人は他者とつながることで自律神経系が健やかに機能すると論じている。他者とのつながりを促進する「人とつながる迷走神経」が健全に機能しているとき、人々は「安全である」という友好の合図を送り合い、絆を感じることで神経系のレベルで癒されるのである。それによりおのずと心身の健康も増進される。

下記「じんぶん堂」より

交感神経と副交感神経の2つではなく、私たちの自律神経系には3つの神経枝があると論じている。「背側迷走神経複合体」「交感神経系」「腹側迷走神経複合体」の3つ。
「背側迷走神経複合体」は、生命の危機に瀕すると「凍りつき反応」を引き起こす。思うように身体が動かなくなり、呼吸や心拍が遅くなり、いわゆる体力?温存モードに入る。この「戦うことも逃げることもできず、凍りついている状態」にあるのがトラウマを抱える人とされる。

人は多かれ少なかれ何かのトラウマを抱えている。私も「叱られる」ということにトラウマがある。原因は父だ。そう、今、認知症の。その話はマガジンにしているので読んでね。でね、私はもう人が怒っている状態が本当に苦手で、相手が誰であれ、叱られると思考が止まってしまう。そういう時の私は「死んだふり」に近い。目は宙の一点を見て動かさない。動いたら生きていることばばれて、殺されちゃう。そんな感じ。

家庭に問題がある子も、暴れん坊タイプ(バイク乗り回すとか)と、引きこもりタイプがあって、暴れん坊タイプの子は、傾聴が良い。あと、落ち着かせるとかね。でも、引きこもりとか私のようにあることがきっかけで死んだふりしてしまうタイプは、隣にそっと寄り添うだけじゃ、だめらしい。もっと沈んでしまうそう。

で、そういうタイプの子には、音楽とか運動とか、そういうことがいいらしい。そう教育長が教えてくれた。

音楽だぜ。おまえ、得意じゃないか(笑)

良いヒントをもらいました。もう少しこのポリヴェーガル理論、勉強しなくちゃ。

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