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気分リフレッシュ

 まの休日、といっても計画を立てて何かすることはほとんどない。人に会わずに、日によってはウチから一歩も出ずに一人で何かしら没頭しているのが好きだし、それにしたって明確に順序を決めたりもせず、ひたすら気の向くまま、アレしたいコレしたいと思った順に手を付けていく。いつだって予定未定未来不定である。
 二日続いた休日の一日目はとにかく記事を書いていた。他のこともしなかったではでないがメインはnoteで、途中まで書き進めていたにもかかわらず仕上げるのにはほぼ丸一日かかってしまったのが先日のコレだ。有料記事だから特別意気込んだ……ということも、声を大にしてアピールするほどではない。事実を列挙していったら何だか長くなっていっただけのこと、長くなったらなったで無理に一日で仕上げない選択もできた。が、完成までどうにか一日のうちに収めることとなった。何故かって、そうしたかったから。

 の日やりたいこと、というか『その時その瞬間にやりたい、やるべきこと』は、なるべくアタマなりココロなりに浮かんだりよぎったりした順番に手を付けるよう心掛けている。状況がどうあれ――といっても休日にまで切羽詰まったりなど滅多にしないものの、そちらの方がスムーズに進むような気がするからだ。心の中で勝手にと仰ぐ漫画家・衛藤ヒロユキ氏の『天使待ち』に近いかもしれない。ただし何か浮かんだ順に手を付けるので、何も浮かばなければ何もしない。
 そんな、ある種の直感に従って記事を書き続けた日の翌日、休日二日目はどうだったかといえば一転して記事を書く気がまったく起きなかったのだから不思議なものだ。とりあえず目標に掲げている一か月の本数には足りていないから、休みを利用してとにかく何か……とは思っていたのにびっくりするほど浮かばないネタ。その代わりに朝からずっと脳裡に浮かんでいたのはここしばらく寝かせていた『RPGツクール』。好きな人は名前くらい聞いたことがあるだろう、ゲームを作るゲームというか、ツールのひとつだ。
 数日前からきざしはあって、あまりに鮮明にゲーム画面が『見える』ものだから放っておきたくもない。詳細は省くが当該のゲーム自体、そもそも去年の12月から今年の2月にかけてひたすら頭を捻り続けたにもかかわらず製作がうまくいかず、さらに3月以降は他のことに注力していて触れてさえいなかったものだ。実に一か月半ぶりのソフト起動である。しかし予感というのは時に驚くほど確かなものであるらしく、3カ月近くも悩んで放置していたものが3時間から4時間で解決できてしまったのだから本当に天使でも降りてきたかと思わずにはいられない。

 いついゲームの話が長くなってしまった。とはいえ記事ばかり書こうとしても行き詰まるときはあるし、ゲームその他の趣味に偏りすぎてもかえってストレスが溜まる結果に終わる場合もある。それが予感直感に従ってみるだけでそこそこ上手く進み、またバランスもよく気分も新たに挑戦できるというならアレコレ小細工を考えるよりもずいぶんラクになるではないか。
 注意すべきはその瞬間の思考が本当に直感であるかどうかの見極め、リラックスしている状態でふと浮かぶ発想・時にやや突飛なアイデアのようなものか、それとも顕在意識、自分の執着から発せられる、ただの欲望かを、常に観察する必要があるが。

 んなわけで今コレを書いているのも今日中に仕上げたい、また多分その方が事の運びが良いのだろう、との直感からだ。現在の時点でその『事』が何になるのかは皆目見当もつかない。けれども何かが上手くいく、そんな予感
 これまでちょっと抵抗というか、浮かんできた事柄を無視したり、そうせざるを得なかった状況が長めに続いた気もする。ジッとしているだけでも刺激の多い現代である。ときどきは強い光や音から離れて、自分の心の動きに感覚を澄ませてみるのも、いいリフレッシュになるんじゃないかな。

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