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FUJI ROCK FESTIVAL’23のNGOビレッジで地域から世界へ!Little JapanEchigoとして出展しました!

こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
2023年7月28日〜30日に開催されたFUJI ROCK FESTIVAL’23
NGOビレッジにてLittle Japan Echigoとして出展しました!

NGOビレッジという言葉自体聞き慣れない方も多いと思います。


「様々なNGOが野外フェスティバルの来場者に向け社会の課題や地球の問題を投げかけ、ともに解決への一歩を踏み出す場。」とのことで、私も今回の機会を通して初めて知りました。

欧米の野外フェスティバルでは、当たり前のように社会変革を目指すNGOのブースやオーガニックショップが軒を連ね、様々な社会的活動と若者たちの出会いを創りだす貴重な場となっています。

近年、日本でもそうした野外フェスティバルにおいてNGO/NPO、オーガニックショップや生産者の社会的活動を発信する試みが進みつつありますが、いまだ十分とはいえません。

野外フェスティバルを、来場者とNGOが出会うきっかけの場として捉え、
2000年より「NGOヴィレッジ」がフジロックフェスティバルにおいてスタートしました。

「NGOヴィレッジ」では多様な活動紹介や参加体験型のブース出展を通じて、NGOと来場者による新たなムーブメントを創出することを目指しています。

https://ngovillage.net/

全体テーマは「Glocal(グローカル)」
「Think Globally, Act Locally.(地球規模で考え、足元から行動しよう)」
という言葉にもあるような、世界規模に展開・通用する考えで、地域に向き合い、社会のニーズに合った貢献をする考え方。

フジロックとしてもこのグローカルをテーマに、都市に物事が集約していく流れにあえて逆行することで、新たな発想や価値を生み出し、世界に通用するインパクトを生み出していきます。

https://ngovillage.net/

LittleJapanとは?

今回、LittleJapanECHIGOとしての出店で参加しました。
LittleJapanECHIGOの母体となっているのは、株式会社Little Japanという企業です。

Little Japanは「誰かにとっての最高の場をつくる」をミッションに、旅館、ゲストハウス、シェアハウス、コワーキングスペースなどのリアルな場や、オンラインコミュニティなどのバーチャルな場づくりを行っています。

https://littlejapan.org/

主な事業は、空き家等を活用した場の企画運営(ホテル、ゲストハウス、カフェ/バー、シェアハウス、コワーキングスペース。

宿のサブスクリプションサービス「Hostel Life」

リアルとオンラインの仮想のまち「シェア街」

現在、湯沢町での活動に力を入れており、本年4月1日に湯沢町の二居(ふたい)という田代スキー場の近くにある人口30人ほどの集落に宿泊・飲食・まちづくり拠点「Little Japan ECHIGO」をグランドオープンしました。(宿泊だけは昨年12月20日にプレオープン)。

私たちは「誰かにとっての最高の場」を一つ一つ丁寧につくること、そしてつくる人を育成することで、地域の空き家問題の解決を目指しています。

FUJI ROCK FESTIVAL’23から車で15分ほどの二居の地域。地域内で起きていることと、NGOビレッジでの出展背景についての想い

二居は湯沢町の中でも人口が少なく、廃業した旅館も多く存在する集落です。Little Japan ECHIGOの両隣も空き家です。集落には商店がなく、Little Japan ECHIGOがオープンするまでは、飲食店もありませんでした(以前はありました)。

廃業を選択する理由は、お客さんが来ないからではなく、高齢化による人手不足です。本年度Little Japan ECHIGOを開業してからは、営業を行えばお客さんが来てくれることがわかりました。

そこで私たちは、この空き家・廃業になった旅館が多いこの集落を、自分たちだけで物件を増やしていくのではなく、多くの人に関わってもらって、それぞれの人が思い思いの魅力的な場をつくることで、多様性のある魅力的な集落にしていきたいと考えています。

現在は、Little Japan ECHIGOをグランドオープンし、宿泊だけでなく、集落唯一の飲食店としての営業も始めました。

朝食のメニューには手作りのパンも提供しています

また、宿泊施設での食事の提供が廃業の一因となっているため湯沢町では「泊食分離(宿泊する場所と食事をする場所を分ける)」を進めており、それに対応する場所としてLittle Japan ECHIGOをつくりました。

さらに、空き家バンク等に登録されないまま情報が外に出ない物件も多く、事業をほとんど辞めているものの引き継ぐ方がいないという宿もあります。私たちはそういった物件の調査も行っています。

フジロックの会場からも近いこの場所の空き家が使われないまま痛んでいってしまうのが残念です。この問題解決に取り組むことに興味を持ってくれる方がいるかもしれないと思い、展示を希望しました。

空き家活用に関する詳細は、以下のクラウドファンディングの記事で紹介しています。


NGOビレッジでの出展

NGOビレッジでは、二居という地域の魅力を知っていただくために、二居のMAPを制作するほか、クイズや昔の写真などを用意しました。

また、興味を持ってくださる方へ向けてフライヤーを用意し、お渡ししました。

その他、Little Japan ECHIGO特製のマフィンやエシカルグッズの販売などを行いました。


抽選会では、実際にLittle Japan ECHIGOを体感してもらいたいという想いから、宿泊チケットやカフェでの利用券、近隣の温泉施設の招待券などを賞品として用意しました。

NGOビレッジやアバロンのトークステージなどで、団体の紹介をさせていただく機会も得ることができました。


NGOでの横の繋がり

以前、私はソーシャルファイナンスや社会的孤立感の解消、居場所やコミュニティづくりに関わるNPO法人を設立し、事務局長や理事長を務めていました。

民間のアフタースクール市場を日本に導入し、株式会社のアフタースクールへNPOから出資するなどの取り組みをしてきました。

県立公園や市立公園などの公共スペースで子供たちが自然の中で遊んだり、手頃な価格でインクルーシブな教育を受けられる環境を作るお手伝いをしてきました。

子供たちの成長に伴い、活動範囲を広げ、拡大家族や大人向けのコミュニティも形成し、約10年にわたり社会的孤立感を軽減するための活動をしていました。現在はNPOを退職し、現在は再びフリーランスとして活動しています。

今回のNGOビレッジでは、かつてお力添えいただいていた方に再会してじっくり話をする機会にも恵まれました。今回の機会から新たな関係を構築する事ができたら嬉しいと思っています。

フジロックでのリアル初対面や久しぶりの友人との再会!

SNSでフジロックに参戦を伝えると、RingNeに出演されるDJの方でフジロックへも出演している方が挨拶にいらしてくださる場面もありました。友人達と久しぶりに再会できる場面もあり、嬉しかったです。

一流のアーティストに触れるというフェスの醍醐味

矢沢永吉さんの圧倒的な存在感や加藤登紀子さんの聡明さに感動しました。

間近でアーティストを見ることができるのもフジロックの醍醐味ですね。

VaundyさんやYUKIさん、羊文学さん、SUPER BEAVERさんや尾崎裕哉さん。カメラワークや照明、音響なども一流で非常に学びが多かったです。
アーティストの今までの背景などに想いを馳せる場面も。

親友の命日と振り返る時間

FUJI ROCK FESTIVALの準備の日の最中は、高校時代の親友の命日や葬儀の日でもありました。親友が亡くなってから丁度10年。7月末はセンチメンタルな気分になります。FUJI ROCK FESTIVALの空間の中で言葉にした想いは下記の通りです。


昨日は親友の命日。

亡くなってから丁度10年が経つ。

隅田川の花火を見に行く途中で沖縄のパンフレットを手に入れて、「親友が沖縄の大学に行ったの。夏休みだから、今年は沖縄に行こうかな。一緒に行く?いつの都合が良いか親友に電話してみようかな。」と言った瞬間、土砂降りになり、花火が中止になった。

日頃、晴れ女なのに、何故か急に土砂降り。週明けになって、その頃に親友が亡くなったことを知った。

「あの時、電話したら何かが変わったかな」と随分悔やんだ。

親友が亡くなってから、働き方も、取り組むことも、人生が大きく変化した。

自己肯定感や自分自身とのコミュニケーションに関する講座や取り組み。

生まれ育った家庭環境に囚われないような。

血縁にとらわれない拡大家族の取り組み。

その時どきで私が全力で取り組んできた様々な事柄の背景には常に彼女と私が過ごした体験や彼女の存在からの触発があった。

時が経ってようやく、自分自身と向き合ったり、私自身が家族と向き合うことが出来るようになっていった。

今月、彼女と学生時代に一緒に出かけた岡山へ行く電車の中で、人生最大の後悔だと思っていたことの捉え方が変わった。

沢山の時を経てようやく「この選択をして良かった」と腑に落とすことが出来た。事実は変わらないのに。

まだ、気づけていなかったこと。

見えていなかったことがあった。

彼女の存在が見せてくれたこと。

本当にありがたいなと思えた。

先週、10年以上振りで会った中学時代の先輩に「声だけは変わらない。けど、他は何もかも変わったね。」と言われた。

線が細くて人見知りだった豆腐メンタルの私は、1人で生きていける位に強くなりたいと願っていた。

彼女と私は様々意味でとても似ていたし、同じような状況で最善の選択として、死を選ぶことを理解出来てしまう自分もどこかでいた。

今でもきっと本質は変わらないし、相変わらず全然強くない。社交的な人見知りに進化した程度だ。

今でも、苦手なことや出来ないことだらけだ。

ただ、弱くても、出来なくても、様々な人の力を借りて、達成したりすることが出来るようになってきた。

10年経って様々なことが変わった。

好きな人達と好きなことをして、生きられるようになった。

関わる人や環境の変化によるところが大きくて、まだまだ、自分の実力不足や未熟さと向き合うことばかりだけど。

亡くなった彼女と、時々幕張の浜に行ったように、今でも、時々、幕張の浜に夕日を眺めに行ったりもする。

いつか、親友に再会する時のために、人間であるうちに、五感で色んなことを感じたいと思っている。

まだ見たことのない世界や可能性を、今までに出会った大切な人達と創っていきたい。

その活動の1つの具体的な取り組みが、RingNeという野外音楽フェスでもある。

これからも大好きな人達と様々な場面でご一緒しながら、同じ時を積み重ねていきたいです!


苗場の自然の中で、空間や良質な音楽の中で、普段は閉じている心のパイプが開放されて、感受性が溢れており、親友の事も合間って、涙腺崩壊。ことあるごとに涙が溢れているような状態でした。

空間や世界を創ることもフェスの醍醐味

森の中には様々な演出や装飾があり、ペットボトルの空袋も目玉をつけると可愛いアートにする姿も見られました。

キッズコーナーも夢のあるとても素敵な作り。大人の私も思わずワクワクします!

自然の中に馴染むデザインですよね。

目に写る光景や、見たことのない景色が自然と人の手で生み出されていることに1つ1つ感動していました。

最終日は朝までフジロックの空間に身を置いていました。

夏とは思えない寒さの中、焚き火に当たる場面もありました。


20年以上連綿と受け継がれているフジロックにはノウハウが詰まっていることを感じました。

10月8日に南足柄の夕日の滝で行われるRingNeFestivalは、自然とアートが融合した野外フェスティバル。RingNeの世界観をイメージする際に参考になる景色もたくさんありました。


3種類の地域おこし協力隊を募集しています!

Little Japan ECHIGOでは、地域おこし協力隊のご支援等をしています。

地域での活動に興味のある方は、まずは複業や夏休みのアルバイトとして体験してみることもおすすめです!

・2泊3日で宿泊費補助の「おためし」
・2週間〜3ヶ月で手当有りの「インターン」
・起業を目指す人のための「起業型」

ご興味のある方は、下記の地域おこし協力隊応募フォームからお申し込みしてくださいね。

地域おこし協力隊のことについて、更に詳しく知りたいという方は下記の記事をご覧くださいね。

NGOビレッジへの出店を通して、FUJI ROCK FESTIVAL’23やフジロックの大ファンになりました。毎年、フジロックと共に思い出を積み重ねている方も沢山いるんだろうなぁと実感しました!素敵な夏の思い出ができました♪
それでは、味わい深く素敵な日々をお過ごしくださいね!

サポートして頂いた暁には、その費用を次のコラボレーションの原資にしていく事で、より良い社会を創っていきます。 コラボレーターの活動を通して、社会的孤立感を無くしていきます!!