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『シロクマ文芸部』に入部したこと

みなさん、こんにちは。
紫がたり、第三百八十話 横笛(一)は明日8月 19日に掲載させていただきます。

先日、私念願の『シロクマ文芸部』に入部致しました。
ご存知の方は早速コメントを下さり、お祝いしてくださったり、励ましてくださり、ありがとうございます。

ご存知ではない方には説明させていただきます。
『シロクマ文芸部』は部長の小牧氏が毎木曜日にお題を出題してくださり、お題目にそった創作を日曜日の21時までに投稿するというもの。
文章力の反射神経が鍛えられるかも、レッツトライ❕と一念発起❕
そして入部致しました。
私、ようやく二作投稿できた程度で力不足を痛感しております。
いやいや、ハードル高いです❗
そのお題目を聞くや、バリバリっと脳内シナプスをフル活動させなければなりません。
私は挑戦二回目のお題目でタイムアウトしてしまいました。
そのテーマは『平和とは』から始まる物語。
私の創作の発露は空想が大きいのです。
あれよ、これよ、と空想しているうちに収集がつかなくなりますと、物語が完結せずに宙ぶらりんになってしまいます。
『平和では』のお題目では迷子になってしまいました。
ですが、そのままでも気持ちが悪く、形にすることにしました。
ここで発表するのはルール違反ですが、もしも私が『平和とは』というワードから書き始めるとしたならば、こうなりました。

最新事情

平和とは、我が帝国の安定である。
その言葉を疑ったことなどあろうか?
皇帝はいつもと同じようにその言葉を演説の冒頭として我が帝国と現在の列強国との力関係、近い未来に勝ち取る栄光などを語った。まるで脳が麻痺したように輝かしい帝国の未来ばかりが見える。
そして演説の最後には必ず皇帝の傍らに控える帝国一の剣鬼がずいと一歩踏み出し傍らに控えるのだ。
数々の戰場においても損なわれることないほどの美しい顔は、将軍の強さを誇示していた。
まさに一騎当千。
この将軍がいるから帝国は負けない。
軍神と列強にも恐れられているその人が、
「我が国の安寧こそが平和である」
そう締めくくれば、スタジアムは、
「おおお〜」
と野太い民の地響きに帝国の繁栄を言祝ぎ酔いしれた。
群衆の一部であるということは気が楽だ。
最高に強い将軍に皇帝、その国の民であることに誇りを持ち、安心を覚える。
演説の後、将軍は遠征に赴き、皇帝はさらに領土を広げるべく駆け引き跋扈する会議に参加する。
「ああ、我が国は安泰だ。平和だなぁ」
「モブ最高~。前線なんてごめんだよね」
そうモブ達は安堵のため息をついた。

 ❀ ❀ ❀

「こんなゲーム売れるわけ?」
VRの装置を外した如月課長は呟いた。
「課長、これが今風なんですよ。新しい切り口が必要なんです。『モブ』ってキーワードなんですよ」
「そうなのか?モブが主人公と取って代わるミラクルとかじゃなくて?」
「そんなの異世界転生系でもうやってます。モブはモブのまま、波風立たない平穏な人生が一番!てのが、テーマです」
ま、よしなにやってみろ。
という部長オッケーにより出来上がったゲームは大ヒットした。

眼下は都会のオアシスが一望できる一級地。
高級オフィスビルに移転したのだ。
「ホント、平和だねぇ」
如月課長は糖分多めの缶コーヒーをグビリと飲んだ。

今週のお題は「ただ歩く」です。
みなさんも挑戦されてはいかがでしょう?
さぁて、どんな文章がひり出せるでしょうか・・・。
タイムアウトしないように頑張ります❕
 ↑先程、できましたので、後ほど掲載させていただきます♥

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