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息子が私に教えてくれたこと

 息子と娘、どちらも私の宝物ですが、2人とも全く違うキャラクターなので、1人ずつ子育てしている感じです。なので、2人の子育ては、別々に記録していきます。

1.初めての子育て

 息子が授かり、初めての子育てがスタートしましたが、思えばこの16年間、母として息子の子育てに何1つ自信がありません。つまり、息子の子育ては自己肯定感を低くするばかりで、度々私を不安定にします。毎日心配で心配で、今も心配で、将来も心配でたまりません。おそらく、もう、これは止められないので、私が死ぬまで続くであろうと思います。
 でも、完璧な子育てなどないとは理解していますが、息子は私の心配をよそに伸び伸びスクスク育っています。

2.何に興味を持つか模索し始める

 赤ちゃんの時の息子は、夜泣き期間はありましたが、よく寝るし、穏やかで、1人で静かに遊んでいる子でした。どこかに出掛けても私を困らせることはほとんどなく、子育てひろばに行っても、楽しそうにおままごとしたり、ブロックや積み木で遊んで楽しんでいました。手がかからない子でした。
 高松で幼稚園に入っていた4ヶ月は、幼稚園に楽しく通い、なかなか幼稚園に慣れずに泣いていたお友達に優しく接して仲良しになったというエピソードを先生から聞いて嬉しかったのを覚えています。それまで1人遊びになる傾向があり、お友達とちゃんと関われるか心配してきたので、社会性が育つ入り口である幼稚園での生活に馴染めたことはホッとしました。
 しかし、4ヶ月通ったところで、夫の転勤で東京に帰って来たので、おうち生活に戻ってしまいます。東京は3歳児どころか、入れたい幼稚園は入園願書を手に入れるのに配布日の前日から夜通し並ぶみたいなひどい時期でした。世田谷には数ヶ月住んで横浜に戻ることになっていたので、横浜の保育園を探していました。横浜も待機児童がピークの時で認可に申し込みながら無認可保育園を探すことに。その間、世田谷で人気の子育て施設で英語やリトミックを習い、息子の可能性を広げるべく、色々な体験をさせました。思えば、その施設で新聞紙を竹刀がわりにして実施した剣道体験を楽しんでたということがあり、棒を振り回したり侍が好きだったりしたことが今の剣道に繋がっているのかもしれません。息子が好きなことに辿り着くきっかけはとにかく常に模索していて、色々な体験をさせました。

3.ユニークは褒め言葉? 

 我が子たちは結局は、無認可保育園に通いました。息子が保育園という子どもの世界でどのような性格で友人と関わっていたのか、保育園の記録ノートが頼りでしたが、やはりそれだけで把握しきれていたかは自信がありません。でも毎日保育園の先生が書いてくださる記録を楽しみにしていました。しかし、その頃から私には見えてない息子の姿が"ユニーク".という言葉に隠されて不安要素となりつつありました。ユニークは良い意味もありますが、他と違うということを遠回しに指摘されているようでした。多少不安はありながらも、仕事を辞めたりセーブしたりする発想には至らず、仕事に妥協しない私の性格のせいで、ワークバランスも悪く、私をどんどん苦しめてもいました。子育ても保育園に頼りきることが多く、毎日の生活が戦争状態でした。思い出しても涙がでるほどです。

4.小学校に入学という環境の変化

 息子は、いまだに通っていた保育園が好きだったと言っています。卒園後もその保育園は学童もやっていたので、放課後、小学4年頃までお世話になりました。
 ずっと平和かと思っていたのに、小学校に入ると、たちまち、息子の"ユニークさ"を息子の担任たちに批判されることになります。保育園の手厚さから一転するのです。働くママにとっては、小学校入学が大きな試練かもしれません。これまで働くママの子たちばかりの保育園という環境でした。しかし、クラスメイトの多くは、おうちにママがいて、放課後自由にお友達と遊びに行けることを知ってしまいます。まっすぐ家に帰れる友人に対して自分は学童へ行かなければならないことを知ってしまうのです。そういった周囲の友達と自分の違いに対して私に不満などを言わない優しい息子なのですが、息子が保育園から小学校の環境の変化に奮闘する気持ちや不安な気持ちに十分に寄り添えていなかったのではないかと、いまだに後悔があり、そのことを考えるだけで息子に対して申し訳ない気持ちになるのです。
 ある日、息子が放課後、学童のお迎え時に行方不明になったと連絡が来た時、心臓が止まるほど心配をしました。どうやらクラスのお友達と一緒に下校してしまい、息子は自分の家には帰宅できないので、自宅とは全く反対方面のお友達のおうちに付いて行ってしまったというところで所在がわかり、学校に戻ってきたということでした。さすがにその時は、息子には働いていない母が良いのでは?とか、おうちに真っ直ぐ帰れた方が幸せなのでは?と、かなり悩みました。
 そんな心配をよそに、息子はスクスクと成長していきます。好きなことがたくさんあり、自然を愛していて、好奇心が強く、家中に息子のかわいい実験の残骸が転がっていました。図鑑や本も好きで、塾の国語のテストで内容が気に入り、続きを読みたいと原典を読んだりするなど、自分が気に入った世界があると、ワールドに入りがちな息子です。自分の気持ちはなかなか話したがらない息子なので、息子なりに小学校という彼の新しいコミュニティでユニークさを保ちつつスクスクと成長していきます。

 息子について書き始めると止まらないので、今回はこの辺で(笑)

愛してやまない息子です。
ちなみに、息子と娘は全く個性が違うので、1人ずつ書いていきます。








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