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星が綺麗な夜

今日は星がよく見える。
いつもなら車から降りてすぐに家に入るのだが、あまりにも星が綺麗だったので思わず立ち止まってしまった。
普段は特に気にしていないが、今日はなんとなく星を見ていたい気分だった。
「吸い込まれそうなほど美しい満天の〜」
「煌めく星達が〜」
など、色々言い方はあるが、そんな言葉は不要なくらいただ綺麗だった。

「星が綺麗だった」それだけでもう今日は良い日だ。
小さい、ぼーっとしてたら見つけられなかった本当に小さい幸せを見つけた時、僕は喜びを感じる。
小さな幸せを見つけられる人生は素晴らしい。

そりゃ、大きな幸せの方がインパクトは大きいかもしれないが、そんなもの毎日起こるはずがない。
それよりも、小さな幸せを見つけて毎日少し微笑むくらいが僕にはちょうどいい。

コンビニの店員さんが僕のタバコを覚えてくれていた時
朝、いつもよりも10分早く起きれた時
タイミングよく信号機が赤から青になった時
このくらいでいい。
このくらいの幸せが1日のどこかにあれば、今日は良い日と思える。

柄にもなく幸せについて考えるくらい今日の星は綺麗だった。

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