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香港の建築現場では竹が使われる

こんにちは!
香港大学に留学中のゆうかです。
今日は香港の建築現場で使われている足場について紹介します。

香港に旅行に来た方は一度は見たことのあるであろう建築現場。
そこでは未だに足場にが使われているのです。私は日本やアメリカの景色に慣れ過ぎていて鉄パイプが世界で共通だと思っていたのですが、香港ではほとんど鉄パイプが使われているのを見ていません。
下の写真はまだ低層なのですが、高層ビルでも竹が使われています。

そこで、なんでこの時代でも未だに原始的な竹を使っているのか気になり、調べてみました。

まずは重さです。竹は鉄ポールの半分以下の重さだと言われています。そのため、柔軟に組み立てることができ、より早く操作できます。次にスピードです。軽いため、組み立てるのに鉄ポールの6倍の早さ、また取り壊すのには12倍の早さで終わると言われています。香港の人はせっかちな人が多いので時短でできるのが良いのかもしれません。また、これは事実なのかわからないのですが、香港は湿気が多いため鉄だと錆びてしまうと聞いたこともあります。
個人的には、香港は全体的に全てのビルの間隔が狭いため、鉄ポールを使うための装置などが使えないことや簡単に長さを調整できないことも理由に感じます。そのため人手で扱いやすい竹が未だに使われているのはないのかなと思いました。

でも竹って危なくないの?って思いますよね。中国では危ないためすでに禁止されているそうです。香港では竹の質や安全を守るために竹を測る規約があるのです。それに沿って使って良い竹と使ってはいけない竹が分別されます。

竹のポールは香港で見上げると良く見る景色なので、香港来た際はぜひ見てみてください!

↓参考にしたSouth China Morning Postの記事を貼っておきます↓
https://www.scmp.com/magazines/hk-magazine/article/2036336/ask-mr-know-it-all-why-do-they-still-use-bamboo-scaffolding




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