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色々あって人生見つめ直し中。読書体験を中心に、内省の記録をしていきます。誰かの助けや癒…

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色々あって人生見つめ直し中。読書体験を中心に、内省の記録をしていきます。誰かの助けや癒しになるといいな。

最近の記事

『コンビニ人間』を読んで多様性について考えた

2016年に芥川賞を受賞した、村田沙耶香著「コンビニ人間」。 この本を読んで、多様性とは何なのか、について考えた。 以下、簡単なあらすじ。 主人公は人と違うところがあり、他人の感情や世間の常識が理解できない等、アスペルガー的な気質を持った30代の未婚女性。 それでも周囲の人たちを上手く模倣して、感情表現をコントロールしながら、コンビニでアルバイトを長年続けている。 主人公は変わった人として描かれているけれど、彼女から見た世界はバイアスのない、ありのままの人間たちの姿だ。

    • エーリッヒ・フロム「愛するということ」を読んで気づいた自己肯定感について

      自己肯定感という言葉が蔓延する現代。 果たして自分は自己肯定感があるのか、ないのか、どうなの? そもそも自己肯定感って結局何だろう? 「感」だから「感覚」であり、その感覚を説明する言葉はネットの海に溢れていて、どれも同じように聞こえる。 自己肯定感のある人の行動は〇〇です、と言われても、自分の中の自己肯定感という感覚に気づかないと語れやしないよな……。 そんなこんなで考えているとき、ふとその感覚に気づく出来事があった。 そして、今回読んだ「愛するということ」は、それの

    『コンビニ人間』を読んで多様性について考えた

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