誰といても、どこにいても
得体の知れない、原因のわからないぼんやりと大きい「さみしい」が霧のように広がっていて、埋もれているときがある
さみしいのに、どこにも行きたくない
さみしいのに、誰にも会いたくない
さみしいのに、誰とも話したくない
だるい、めんどうくさい、
こういう自分を恋愛関係で癒そうとしたり、癒せる人もいると思うのだけど、そういうのじゃない
好意が含まれる誰かの隙間に甘えて、その瞬間は鈍くなれるのかも知れないけど、ふつうに気持ち悪くなって、虚無になって、20代前半で捨ててきたそんな行為をいまさら掘り起こしたりしない
こういう感情が訪れたときに、
まず疑うのは「生理前」だ
意味もなく悲しい、意味もなくさみしい、対処法がないのに気が済まない
その渦のなかに身を任せるほかないので抗わない
生理の時期でもないのなら、
「昨日の食事」を疑う
食べ物が悪いと心はすぐに悪くなる
暴飲暴食、カフェイン摂取量、飲酒、ファストフードなどなど
私の場合、大体生理か食事のどちらかに当てはまる
そのほかは睡眠不足、身体のコリ、太陽(セロトニン)不足かなぁ
これを読んでくれているみんなもさ、
きっともう大人の人が多いから
今日の私とおんなじような夜があっても
いちいち騒いだりしないと思うんだよね
ひとりの胸のなかで、何かをつぶやいたり、自分に何かを提案してみたり、それでアレもコレも却下されたり、自分自身に「なんなの?」と嫌気がさしたり
みんなこういう夜に、
なにをして過ごしているんだろう
きっとわざわざSNSにあげたりしないし
写真だって撮らないだろう
自分以外の、誰の目にも映らない夜だ
「さみしい」のために何かを自分にしてあげようとすることもめんどうで、陽を求めているわけでもない陰のなかに佇んでいる
いつも元気でなんていられないし
誰の胸の中にもきっと虚無はあって
陰のなかの自分ごと抱きしめてあげようねとか
それっぽいこと、
文字として打つことは出来ても言えないな
愛おしいとか、頑張っても思えないし
そう思えないものをオーバーラッピングして
美しくもないのに「美しいよね」とか、表面だけ括られた言葉を見るたびにイライラしない?
私は東京で暮らしているとき
1日に何十回も心の中で「うるせえな」って思ってた
少しずつ世界が気持ち悪くなっていく
渦中にいるいま
自分のことすらも励ませないのに
小手先だけで人の心に触ろうとかできないよね
触られてもみんな、気持ち悪いでしょう
今の私に書けることは、「こういう日があるから、人類は猫を愛したんだろうなと思ったりしたよ。みんな、はやく寝ようね」ということだけ
だから本当のぬくもりで撫でてくれる曲を、置いておきます。
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