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フィクションと現実~天外者とプペルを見て

映画、「天外者」と「えんとつ町のプペル」を見た。以下超ネタバレ注意。






天外者は、三浦春馬くん演じる五代友厚という、幕末から明治に生きた人の人生が描かれる映画。春馬くんのことは多分年下という衝撃も相まって、割と頭から離れない。離れないなら、折角映画館でやってるのだから見てあげないと!と思って見に行った。

まず割と冒頭で、橋の上から身を投げようとする女性を助けるシーンで、心の変なところに何かが刺さる。まぁその後話はどんどん続くんだけど、全然人生描く時間には足りなくて、展開が早い上にエピソードがぷつぷつ切れて、そんなに快適に見られてたわけじゃない。ただただ孤独に一人、未来を見据えて懸命に生きている五代の姿に胸打たれてるうち、最後はお通夜かお葬式かのシーンで終わる。孤独に亡くなったかと思いきや、たくさんの人が会いに来るんだよね。みんな彼のすごさをわかってたんだな、と。

こんなん号泣するしかないやん。ずるくない?三浦春馬そのもの過ぎる。完全に脳みそがフィクションと現実を混同しているわけ。ほんとびっくりするくらい泣いた。


一方でプペルを見たのは、最近YouTubeの「毎週キングコング」が好きすぎて少し西野信者になりかけていたところだったのが理由だ。

そうだなぁ。クライマックスの志の輔さんの語りに全く気持ちが乗れなかったことが敗因だとは思うんだけど。何故乗れなかったのか?

西野のやってるオンラインサロンって人々を塀で囲ってある場を提供するサービスやと思ってるのよね。ここは安全ですよ。みんな同じ未来を目指してますよ。ここでやりたいことやりましょうよって。ある程度は良いと思うし、グローバル化の反動なんだろうとは思うんだけど、それがめちゃくちゃ大きくなってその人の世界すべてになり、お互いに対立構造みたいになると、どういう世の中になるのっておもっちゃうわけ。

で、プペルはルビッチが町の煙を掃って星を見ようとしてるストーリーなわけやけど、や、西野は今、街に塀を作って煙を充満させてる側なんちゃうんか、と思ってしまったわけ。なのになにゆーてんねん、と。笑

まぁオンラインサロン入ってるわけやないから勝手な想像なのだが。


ということで結論としては、私の脳みそはフィクションと現実を分離する能力が、全くないと言うことでした!!!

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