続・星野源さん大好き話。

どんどん語れる、星野源さん。
いや、そこまで語れないけど。

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『いのちの車窓から』
初めて手に取った星野源さんの書籍。

スイスイ読める、
だけど、スイスイ読めるものではない。
変な感覚だった。

何か好きだった。
その何かは、今思うに文章や言葉選び。

押し付けがましくなく、平坦で、
だけどそのままではないような、
でもわかりやすい。
今もどう表現したらいいのかがわからない。

こんな感覚にさせる文章が書けるなんて、
意味がわからないのだ。軽く衝撃だった。

今こうやって私自身、文章を書いているが、
書籍を購入して読んでいた当時は
文章を書くなんて
全くもってできないし、苦手だし、
私には無理なことだって思っていた。
実際にそんなことを友人に話していたりもした。

私は文章が、言葉選びが怖かった。
わかってもらえなかったら
傷つけたら
偉そうって思われたら
自己満足だって思われたら…

そんなことを当時考えていたし、
今もまだ気にすることが多い。
だけど、自分の思いを
文章にして、その中でどう表現するのか
言葉を選んで。
何度も、何度も書いて、
いろんなことも経験する。

そうやってつくるうちに
私は私の文章をつくり上げるのだろうと
今はそんなことも思えるから
こうやって書いている。

恐怖で立ち止まっていたら、
何もできない。

星野源さんはこの書籍で
文章を書く理由のひとつが
文章がうまく書けないこと、だという話も書いていた。

その話が励みになり、
文章を書くこと、言葉を選ぶことの恐怖に
立ち向かえる私になったのだ。

私は文章を書くこと、言葉を選ぶことの
おそれを越えて、今は楽しさを少しばかり得た。

私にとって思いを言葉にする上で、
大切にしているお話である。