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学びあうことの美しさ

HR(Human Resource)の領域に15年、育成の仕事に10年ほど携わっています。
累計2.7万人くらいの若い方々〜リーダーの育成に関わる機会をいただいてきました。
noteではサイキック、超感覚について書いてきたので意外かもしれません(笑)
2023年、久しぶりにいわゆる新人研修に登壇したのですが、今だからこそ感じるものがありました。

チャレンジングな手放しから2年半

どこかの記事でも書きましたが、何となくの直感で、2020年に何か大きな変化があるな〜と思って過ごしてきました。自分が36歳になる前後、という肌感覚です。

そのため、変化に備えて2019年から研修の仕事を手放し始めていました。
嫌になったということではなく、何か起きるからスペースをあけてみようという感じ。他の仕事を作る前に手放すと言う、今思えばチャレンジングなやり方を取ったのでした。謎の決断力です笑。

そして2020年4月、登壇している最中にコロナで緊急事態宣言が出され、研修業はストップ。そのまま私はBtoBを一旦手放し、2年ほど休みますと言って、BtoCの世界へと舵を切ったのでした。

そして2年半が経ち、私の発言を覚えてくださっていた社長からご連絡をいただき、2023年に登壇を再開することに。本当にありがたいことです。

自分の変化を如実に感じる

2年ぶりの新人研修登壇なので、ちゃんとできるかな〜緊張するかな〜と思っていたのですが、予想以上にリラックスしたまま準備を進め、登壇した私。

なんでリラックス状態だったか。
それは2019年に自分がサイキック(超感覚者)であることを自認し、そこから大きく感覚を変えてきたからです。
自分の中のネガティブな感覚をたくさん手放してきたことで、めちゃくちゃニュートラルな自分になっていたからです。手放し前と同じ仕事をしたことで、如実に感じることができました。

昔の私は、「ちゃんとしなきゃ」「責任を持たなきゃ」と強く思っていました。
その奥には「ネガティブな評価をされるのが怖い」「自分のせいで悪影響を及ぼすわけにはいかない」「失敗は許されない」「ちゃんとできない私なんてきっと価値がないと思われる」といった”恐れ”がたくさんあったのだと思います。

人一倍準備をして、分かりやすく伝えるにはどうすればいいかを一生懸命考えて、講義の内容を分単位で頭に入れて。受講生一人一人を頑張って観察して、彼らにとって響く言葉を探して、勇気づけて、ご一緒する企業の人、すべての人に愛想よくしなきゃと頑張って。

2年前は登壇に慣れていた頃なので、上記ほどではないですが、昔は本当に力んで仕事をしていました。企業研修に登壇する者としては年齢が若かったので、余計にだったと思います。

それでも頑張れたのは、根本的に人が好きだったり、伝えたり引き出す仕事が好きだったり、愛を持って接することが好きだったから。真面目に、一所懸命取り組んでいたので、成果に繋がりリピートもたくさんいただけていました。
でも、結構しんどかった、、いやヘトヘトになっていたと思います(笑)

今年は、久しぶりだからできるかな?と言う不安はありましたが、いざ始めて見るとワクワクが優っていました。
自分への信頼が深まっていたので、準備を細かくしなくても体も頭も心も動くことが「分かっている」という感じ。すごく不思議な感覚でした。

登壇の最中も、久しぶりのスーツとヒールは疲れたけど、ずっとルンルンが優る。
大勢に向かって話すのも楽しいし、引き出したりフィードバックするも楽しい。
その場でアレンジを入れて、エネルギーが最適に向かうように調整を入れる。
受講生が愛おしくて、この対面のライブ感最高や〜と一人で興奮していました。

表面ではなく魂を見る

皆さんは、自分より年齢が若い方の魂を感じることがありますか?
表面のスキルや言動ではなく、本質的な美しい部分です。

赤ちゃんは、そこにいるだけで、人々を癒し、元気にしてくれます。
「全ては可能」と言う感覚を知っている。
いわゆる神のようなエネルギーに近い存在ですよね。
たまに手を合わせたくなります(笑)
赤ちゃんが笑っている時に、怒るのってすごく難しいと思います。

赤ちゃんだけでなく、若い方々の魂はいろんなことを教えてくれます。
セッションでも学ばせていただいていますが、今回登壇しながら、若い方々の美しさに(私には光って見える)心から感動しました。

研修業を長くしていると、毎年、若者の傾向が変わりつつあるのは感じるのですが、彼らは「共創」「思いやり」「調和」「愛」などを”すでに知ってる”魂だと感じました。

戦うこと、比較すること、上下をつけること、独占、自分の利益への固執、苦しみへの美徳、、他にもあると思いますが、これらが本質的には不要だと知っている。
私にはそんな風に見えました。

一方で、経験や知識はまだ圧倒的に不足している可能性が高い。
調和や共創の感覚を魂レベルでは知っているけど、経験や知識が足りないと「嫌われたらどうしよう」「傷つけたらどうしよう」「自己主張するの怖いな」「教えるなんて偉そうかな」「自信ないし」と不安になります。

共創の過程で、葛藤があってもいいんだよ。
相手を尊重しながら自分の意見を言うことは可能だよね。
自分の長所を認めること、自信を持つことと、偉そうになることは別だよね。
何のためにやっているのだろう?大きなゴールは?どう動くと自分と周りのためになる?

こんな話を少しするだけで、彼らのパフォーマンスは変わりました。
もっといいものを創りたい、諦めずにやり切りたい、皆でレベルアップしたい、そんなエネルギーが高まっていきました。
彼らが持っている調和や共創といった「美徳」の使い方を少しインプットするとアウトプットが変わるのだと思います。

学び合うこと

彼らの表面を見ると、「主張ができない」「尖りがない」「貪欲さが足りない」「同調圧力に負けやすい」「主体性が足りない」といった見方もできるかも知れません。

そう感じる背景に「私たちの正論」がある場合も多いかもしれません。
私たちはこうやって苦労して来た。世の中は甘いもんじゃない。
苦労してこそ結果が出るんだ。

私たちは、彼らよりも経験や知識が多いことがほとんどだと思います。
そして、彼らが過ごしてきた時代感より「自力で」を求められてきたかもしれません。世の中はどんどん便利になっていますもんね。

今の若い方々の多くは、重たい辞書で英単語を引いていないだろうし、困った時には検索できるし、答えらしきものを動画で学ぶこともしやすくなっています。
ChatGPTがコードを書いてくれる時代です。わぉ!って感じですね。

裏返すと、彼らは調べる力があるので、私たちが時間をかけてやらねばと思うことを、サクッとやってのけたりします。研修で演習をしているとすごく感じます。

私たちは、経験や知識が多い。もちろん美徳だってたくさん持っている。
美徳の発揮の仕方を教えてあげることもできます。
彼らの奥にある光を消すことなく、輝かせあうことができれば最高ですよね。

表面よりも少し奥にある、お互いの魂の美しさに目を向けると、見える世界は変わるかもしれません。学びあいって最高です。

私は、企業の外からご支援する立場なので、いろんな世代の魂の輝きを客観的に見せていただいています。その輝きをさらに増していくようなご支援をこれからもやりたいなと思った2023年春でした。


宣伝もしておきます。
サイキックと経験を掛け合わせて、「組織丸ごと伴走」をやっています。
ホームページはBtoB向けにアップデート中ですが、お気軽にご連絡ください。

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