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lyric poetry




手始めに
自分自身を呪い刻むことばを音にのせてみて
放ったなにかの肩に
羽のようにすべりおちてゆく

傷にもならないって
(『気は済んだかい?』)

自らが無尽蔵に精製した粘着糸に
我が我がと嬉々として絡みつく滑稽さ
それすらも信じて離れないで
真実と為るかもしれないのだと信じて

それこそが紛うことなき真実なのでしょ


さあ さあ    ほら

-BUNSHITSU-

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