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昨日よりも今日、今日よりも明日。日々無意識に人は成長し続けている。

身体の使い方に生きざま、思考癖が現れていることを知っていますか?

私はヨガが好きでコツコツと続けています。特にヴィンヤサ好きです。

「ヴィンヤサヨガ」とは、一体化した呼吸とポーズに意識を向け、ポーズを止めることなく行うシークエンスにフォーカスしたヨガです。

これはかなり運動量が激しいので、終わった時の疲労感が凄いのですが、これに負けない解放感と達成感が何とも気持ちよくて、その刺激が好きに走るのだろうと思います。

でもヴィンヤサで気をつけないといけないのが、自己流になりやすいことと、疲労感で崩れるアーサナに抗いながら続けてしまい、故障の原因になってしまうことです。(あくまでも私のコト)

これは価値観にも繋がることなのですが、ついつい「頑張る」とか、「しんどい」「辛い」などの負の刺激が、ヘンテコな脳内回線で快楽になっていることも要因になっているようです。

「頑張った先にはご褒美がある」「今苦労しておいたら将来安泰だ」なんて、まだ古い価値観を手放せられてない自分にハッとさせられます。

そこで一大決心しました!
身体から不必要なモノ・思考を手放すために、最近はヴィンヤサを少しお休みしてピラティスっぽいことを取り入れてみています。
ついつい、形(ポーズ)にこだわりすぎていたアーサナを一から見直すのです。流れに身を任せて次々と身体を動かすヴィンヤサは楽しいのですが、同じことを繰り返していても身体も現状も変りません。

筋肉の使い方、関節の動かし方すべてに今自分自身の生きざまが現れていることをみなさんはご存じですか?

例えば、膝は人生の方向性を決定づけるのだそうです。ランジするとき膝頭が終始正面に向いたまま屈曲させることが出来ますか?

私は膝を曲げるほんの瞬間、膝頭が内側に入って正面に向くようです。
素直に突入できないのでしょうね。最初は警戒して、大丈夫だったら一直線!そんな性質が垣間見えます。
その癖を修正していきます。ランジに入る瞬間から内転筋に意識を向けて、どこで情報伝達回路が途切れるのか、意識が抜けるのか探っていくのです。
同時に足りない筋肉をつける地味な筋トレも並行して行います。
心拍は上がりませんが、身体の熱が一気に上昇して変な汗が噴き出てきます。真冬だけど暖房要らないくらいに熱くなります。

これがものすごく辛い。辛くて苦しいけど、面白くて仕方ないのです。

インストラクターの思惑通りにヨガマットの上でのたうち回る自分の姿に、自分で笑えます。出来ない自分と真正面に向き合いながら、「悔し~!」を連呼しながら笑いで受け入れていきます。

どうやら、私はやっぱり苦境に立つと燃えるタイプのようです(笑)

さて、ここまで読んでくださった方は、きっと毎日自主練しているのだろうとか思ってくれているかもしれません。残念ながら、簡単なアーサナ、太陽礼拝等はしますが、レッスンのようなトレーニングは一切家ではやりません。何故なら苦しいことは一人では続かないのでやりません(笑)

でも不思議なことに次のレッスンに行くと、前回出来なかったことが出来るようになっているのです。ほんと不思議です。

だけど不思議を少し想像してみるならば、多分色んな回路が育って繋がっているからかもしれません。
新しいことを習得したとき、脳の回路が動き出して身体の伝達経路が動き出す。無かった回路が生まれたり、途切れていた回路が繋がったりと、私自身は動かなくても、小さな小さな世界では休むことなく育っているのだろうと想像しています。

そう思うと、人間の可能性は無限大なのです。小さくとも少しの前進で身体と意識は、想像以上の成長を自ら達しようとしているのです。

可能性は無限大ということを身体を持って体現してくれるのだと思うと、健気で愛おしく感じます。

きっとあなたの身体も今以上の可能性を発揮したいと願っているかもしれません。
少しの刺激で世界が変わっていく楽しさを一緒に味わってきいませんか。

目下、私の現在の目標はシルシアーサナ。

これが達成する時は、今と違う身体、思考、生き方になっていることでしょう。

身体は生き様そのものなのです。






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