疲労回復専門ジム　ZEROGYMというスタジオさんで、今は主に講師をさせていただいている。

コロナになり、オンラインクラスが増え、そこでやり始めた「寝落ちヨガ」
クラスの正式名称は「夜瞑想」であった。
それが、昨日12月28日、イベント形式で終焉を迎えた。

なんでも終わりはくる。
始まれば、いつか終わる。

この夜瞑想クラスは、私にとってもとても大切にしていたクラスの一つである。
疲れて眠りたい日もあった。
そもそも私は21時半くらいに眠りたいのに、21時半スタートのクラスなのだ。
でもみんなはきっともっと疲れて、このクラスを楽しみに来てくれるのだ。
眠る前の大切なひと時を、わざわざここに割いてくれることにいつも心から感謝でいっぱいだった。

そうして、みんなは私のガイドによって寝落ちし、私も22時半にクラスを終えてそのまま死んだように眠る。
普通に眠るよりも、明らかに幸せに深く眠る。
上手に死ぬ練習だなといつも思っていた。
この気持ちのまま死ねたら、幸せこの上ない。

それが終わりを迎えるのは、やはり少し寂しいものを感じる。

昨日の最後は、一年を振り返り、感謝をし、ヨガをじっくりと時間をかけて行い、心に効かせる時間となった。
ありがとうを込めて、自分と大切な時間を過ごす。
ヨガとは、決してポーズを取ることだけではなく、今ここで自分を慈しみ、労わり、寄り添う時間であると思っている。

そうして眠る前の時間を過ごしていると、
世界の真ん中で息をしていることに気づく。
世界が息づいていることに気づく。
自分は一人ではないことに気づく。
世界はいつだって愛でいっぱいなことに気づくのだ。

90分という時間は長いようであっという間に過ぎ去る。
みんなは眠れただろうか。
平和な夜を迎えられただろうか。
幸せな眠りを迎えられただろうか。
クラスが終わった後は、いつもそんなことを気にしながら床につく。

クラスは終わるが、この先もイベントとして時々開催をしてくれるそうで、
スタジオには感謝している。

私はいつもここから願っている。

あなたが、いつも幸せであることを。
あなたが、いつも平和であることを。
あなたの眠りが、幸せなものであることを。