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Don’t Cry for Me Argentina あの映画、覚えていますか?

1997年の渡英時のことを
あれこれ調べてまとめていると
忘れていたことも思い出します。
 
あなたは、
「Don’t cry for me Argentina
(アルゼンチンよ、泣かないで)」
という曲をご存知ですか? 

「うーん、どんな曲だったかな?」
という方は、こちらのYoutubeのオフィシャルビデオから
ご覧ください。→
https://www.youtube.com/watch?v=KD_1Z8iUDho&ab_channel=Madonna

この曲はミュージカル、そして映画にもなった
「エビータ」の中で
ファーストレディとなったエビータが
大統領官邸「カサ・ロサダ」のバルコニーで歌う、
あの曲です。

(下の映画の写真はこのオフィシャルビデオから
お借りしていますが、この場面は
アルゼンチンの本物の「カサ・ロサダ」で
4000人のエキストラと共に撮影されたそうです。)  

バルコニーで歌うマドンナ

「エビータ」は
1946年にアルゼンチン大統領となった
ペロン大統領の夫人であった
エバ・ペロンの生涯を描いた作品。 

劇団四季でも上演されましたし、
日本でも1997年に公開された映画版で
ご覧になった方もいらしたのでは。

わたしが1997年の1月に
渡英した時にはすでにあの曲、
“Don’t cry for me Argentina“
が若者向けの音楽番組でも
上位にランクインしていました。

日本でも1997年の1月には
この映画が公開されていたようですが、
わたしもホストファミリーと一緒に
1月にこの映画を映画館に見にいっています。

渡英後ひと月立たずして見に行ったこともあり
なかなか苦しい戦いでしたが、
圧倒的な映像と
アンドリュー・ロイド=ウェバーの
美しい音楽に引き込まれました。    


バルコニーからの民主¥


この映画、主役のエビータが決まるまでには
長きに渡る紆余曲折があったのだとか。

一度映画化の企画自体がストップし
二度目の映画化の企画の中では
いったんはミシェル・ファイファーに
決定したかと思いきや
彼女のご懐妊のためにまた振り出しに。 

何人もの有名女優が候補に上がりましたが、 
最終的に決まったのは、
アラン・パーカー監督に
4ページに渡る手紙を書いて
自己アピールしたマドンナ。  

わたしはこの映画を見たとき、
マドンナの印象が変わりました。

アルゼンチンではエビータが亡くなった後も
彼女のことを聖女のように崇拝する方も多いため、
あのマドンナが彼女の役を演じること自体や
この映画がエビータの負の部分を描いたことに対して
反感を持つ方たちも少なくなかったといいます。

でも、この映画でのマドンナは
「ミュージシャンが女優もやってます」
という感じではなく、
本当に「女優」で、圧倒されました。
  

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そのことは、上記のリンク先のYoutubeの映像でも
感じていただけるのでは
1997年のゴールデングローブ賞では
マドンナは主演女優賞を受賞するのですが
やはりこの映画でのエバ役は
生半可なものではなかったようです。

この映画の監督だったアラン・パーカー氏が
今年2020年の7月31日にロンドンで亡くなった時、
マドンナはTwitter (2020.8.1付)に
こんな追悼のメッセージをあげていました。 

「アラン・パーカー監督が亡くなったと聞いて、
とても悲しかった。
彼は私が今まで一緒に仕事をした中で最高の監督の1人
(映画「Evita」で)。
彼は私にたくさんのことを教えてくれて、
私のことを信じてくれ、
限界に挑戦させてくれた。
そして、本当に素晴らしい映画を作った。ありがとう!」

マドンナのTweetはこちら。
https://twitter.com/Madonna/status/1289501490420350976

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 映画もまた見たくなりましたが、
今度はミュージカル版も見てみたいです。

今はお芝居を見に行くのもまだ慎重になってしまいます。

もう少し先に劇場で堪能できる日を楽しみに待つことにします。
 

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。  


*「人生よかったカルタ・こども編」

今回は、「も」、
「もじもじしうまくしゃべれなくてよかった」。

どんな理由でも良いので、
(フィクションでもいいので、)
「よかった」理由を考えて見てくださいね。  

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わたしの解答例は
「言葉にするまでに時間がかかったけど
嘘じゃない、自分が本当に思っていることを
自分の言葉で伝えられてよかった。」

あなたはどんな「よかった」理由を考えますか?
ぜひ、聞かせてくださいね。

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