ねぇ、みんなどうしてる?
十数年前、人生で2度目のカラオケは、新鮮で見よう見まねだった。靴を脱いでソファの上で踊り出す人たち(まだ友人とも呼べない関係)を見て、呆気に取られた。隣で、アレを真似して適当にやればいいんだよ、なんて囁いてくれた第一の友人に感謝したものだ。
女々しくて女々しくてつらいよーぉー🎵
と踊っているうちに、カラオケってこんな感じで陽気にやればいいんだな、と思ったことを鮮明に覚えている。
ねぇ、みんなどうしてる?
私はね、一人でもカラオケに行けるようになったよ。ソファの上に乗らないまでも、全力で腹から声出してマイナーな曲を歌えるようになったよ。
誰かのためとか、盛り上げる為とかじゃなくて、純粋に自分を解放するために、マイクを握るようになったよ。
最近はラップパートが入る曲が好きになったよ。意外と口が回る時があって楽しい。
もう卒業してから10年以上経っているだなんて、驚きだな。
きっとみんないろんな道を歩んで、状況もいろいろで、集まることなんてなかなか出来ないのかもしれない。
でも、もし叶うなら、またみんなで集まってぴょんぴょん飛び跳ねながら歌いたいな、なんて思っちゃうな。
珍しく有頂天な夜。
下書きの中から引っ張り出してくるシリーズ第一弾。
おやすみなさい。
とい。