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ジュエリーの入り口 結婚指輪編

多くの女性にとって、最初にジュエリーというものを本気で意識するのは結婚を控えた時らしい。

婚約指輪を買う人は最近減ったと言われているが、結婚指輪はまだ大多数のカップルが買うものだ。

高価なジュエリーなどそれまであまり意識してこなかったのに、急に「一生着ける前提で」指輪を買うなんて、正直かなりハードルが高いと思う。


周りの大人(私よりも上の世代、という意味で)を見ていると、結婚指輪をしていなかったり、サイズが合わなくなってピンキーリングにしている人が意外と多い。

そんな人たちを見て、ずっと2人のシンボルを着け続けるという既成概念にとらわれなくても、自分たちが今つけたいリングを好きに選ぶのもありだな、と思うようになった。


結果、散々迷った上に私は自分の結婚指輪を2本買った。

1つはダイヤモンドが連なるエタニティリング。

もう1つは地金にカッティングが施されたイエローゴールドのリング。

それぞれ単体でも、重ねても着けられるので、気分とコーディネートによって付け替えられ、気分も変わるし結構楽しい。

左手の薬指につけなくても、右手で他のリングと重ねることもある。



私はずっと、シンプルなゴールドの結婚指輪を着けっぱなしにすることになぜか憧れていたし、自分で買うならぜったいそういうものを選ぶと思っていた。

でも、趣味が高じて仕事もジュエリー業界を選び、ジュエリーの世界にのめりこんでしまった私は、結局「今」を重視して選んだ。

ジュエリーの醍醐味は、自分を表現することと同時に

playすること、つまり自分なりの着けこなしを楽しむことだと思うから。


ジュエリーはそれを手に入れた時の初々しい記憶とともに、歳を重ねていける。

着ける指が変わったり、しばらく着けない時期があったとしても、そのジュエリーが内包している思い出が色あせることはない。

自分のその時々の思いをのせて、時が経てばまたそこに新しい記憶を重ねていけばいい。

そうしたら、数十年後シワシワになった手には

無数の思い出がきらめいてる。

私はそんな手の持ち主になることを夢見ている。


ちなみに私の母親は、結婚指輪の定番・シンプルなプラチナリングをずっと着けっ放しにしているが、私が子供の頃からそう簡単には抜けなさそうな食い込み具合は変わらない。むしろますます食い込んでいる気がする。

でも、それはそれでとても素敵。





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