【第3話】400万円借金妻の本性
ぼくには過去に借金400万円を自己破産した妻がいる。
妻は結婚前に借金を作り、結婚後に自己破産。
これはそんな妻とぼくの物語である。
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人の先入観がコワイなと思う時がたまにある。
「〇〇をしている人はだいたい〇〇」
そう決めつけてしまっている人も多い。
アナタは「借金をしている人、自己破産をした人」
に対してどのようなイメージを持っているますか?
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ある日自己破産をした妻の本性が垣間見えた話がある。
それが今回の話し。
この話の時はまだ結婚はしておらず、
妻は自己破産をしていない、
つまり借金を抱えている状態だった。
ある日、妻とぼくが昼食を買いにスーパーに行った。
そこのスーパーにぼくの好きな海鮮丼が売っていたんだが、その日無性にその海鮮丼が食べたくなり、妻を半ば無理やり連れていった。
ぼく「美味しいから、一緒に食べよう!」
妻は本当は食べたくなかったかもしれないけど
ぼくの勢いに押されて、買いに行く事になった。
まあ、海鮮丼と言っても
スーパーのやつなんで500円もしないもので
当時の貧乏なぼくらにはピッタリの昼食。
あ、これはイメージ写真です。
とりあえず2つ買って、スーパーを出た。
、、、、
、、、
、、○✨
キラリ✨
駐車場に落ちている銀色に輝く物体。
お金…?
ぼく「あ、お金落ちとる!」
100円や10円、
あわせるとたぶん500円くらい。
テンションが上がるぼく。
、、、いや、上がったテンションを冷静に抑えるぼく。
お金を拾うことなんかめったにないから、
お金が落ちている事に対して
ちょっといつも感じないような感覚になるよね。
妻と顔を見合わせる。
そのあと、間髪入れず言った妻の言葉に耳を疑う。
「お店の人に届けよっか」
(いやいや、全然考える間、ないよw)
どうも妻にはこの選択肢しかなかったらしい。
そして、妻を先頭に店に戻っていく事となる。。。
再度、店を出る時にまた耳を疑う。
妻「持ち主見つかるといいね(^^♪」
(そっか、この人は自分の得を考えない人なんだ)
ぼくは一瞬でも心によぎったダークサイドが恥ずかしくなった。
(ネコババするなんて一言も言っていない…笑)
彼女自身はお金なくても、
自分の信念とか考え方とかそういったものを持つことができる人なんだろうなと思った。
ここで、聞こえてきそうなのが
「なら、借金もその信念で返せよ(-"-)」というコメント。
これ、明確に違うんですよね。
ネコババすることと、借金抱えて自己破産する事
この違い。。
(この違いはこれを読んでいる方々それぞれに考えてほしい)
妻のとったこの些細な行動。
妻は借金していたが、行動は借金をしていないぼくよりずっとずっと素晴らしかった。
この人は他人の痛み(気持ち)を理解し、行動できる人だと直感した。
(つづく)
読んでいただければそれだけで満足! アナタの貴重なお時間を頂きありがとうございます!!