#107 イエローキャブ(タクシー)に乗りたいけれど・・・ニューヨーク1人旅  2018年11月9日(金) 9日目・・・4

メトロポリタン美術館では、本当は楽器エリアに行きたかったのだが、ミュージカルの予定もあり断念した。

外に出ると土砂降りで、傘がないと歩けないほどだった。
駅までの道やTimes Squareまでの距離感がわからず、傘は持っていたものの濡れたくなかったのと、マップアプリにまた嘘をつかれて辟易するのが嫌で、Times Squareまでタクシーで行くことにした。

憧れ続けたイエローキャブだ。New Yorkに来たなら乗らねば。
ただし、乗りたい気持ちは山々だったのだが、少し恐怖心があった。
言葉が通じないし、個室だし、最悪の場合、どこか知らない場所に連れて行かれるかもしれないし、料金をボったくられるかもしれないし、そうなっても言い返せないし、トラブルになったら怖いし。
よく、地下鉄は危ないからタクシーでと言われているが、私は逆で、地下鉄より1人でタクシーに乗ることの方が怖かった。地下鉄なら助けを求められる人が周りにいるが、タクシーは全くの個室。何かあってもSOSが出せないので、怖かったのだ。

チケット購入の17:00まで30分ほどしかないし、雨だし、怖いけど乗ってみようと決心した。
宿のオーナー・陽子さんにタクシー代のチップの%をメールで聞くと、すぐに返信がきた。
あ、そうだ、もし困ったら、陽子さんという力強い味方がいるのだった。
よし、乗ろう! そう決めて雨の中、大通りに出て手を挙げた。
ところが、考えることは皆同じ。私のようにイエローキャブを捕まえようと待ち構えている人が、あちこちで手を上げており、争奪戦になっていた。
これではとても捕まえられない。バスも考えたが、美術館前の道路は渋滞していたし、時間が読めない。
しかたなく振り出しに戻って、地下鉄で行くことにし、とりあえず歩いて、駅があったら乗ろうと決めた。
こういうときManhattanの地下鉄は便利だ。歩いていると必ず近くに駅があり、乗り換えはメトロカード1枚で行ける。
運よく駅が見つかり、何のトラブルもなくTimes Squareに到着できた。

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