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何かをイチから自分の手で作った事がない人程、少しの関与で自分のオリジナル作品とか主張するんですよね

そういう人って恥ずかしいですよね。

年齢や仕事の分野関係なく、元々そういう性質を持つ人がおりますが、しかし残念ながら人間のエネルギーが枯渇して来ると、一般的に人間はそうなる傾向があるように思います。もちろん「そうならない人も沢山いる」わけですが。

その変化は、だいたい45歳ぐらいから始まり、60歳ぐらいで酷くなり完成する人が多いです。歳を取りエネルギーが枯渇して来ると「楽に成果が欲しくなる」のでしょうね。自分が実際に行った事以上に自分の影響力があると信じたくなるのでしょう。それも、どんどん自分を超人化する傾向があり、鎧袖一触がいしゅういっしょく (鎧の袖でちょっと触れたぐらいの簡単さで敵を負かすこと)レベルの強さがあるような傲慢さになります。実にみっともない事です。

分野を問わず、自分でイチから何かを作って(人はゼロから何かを産み出せないので必ずイチからです)さらに世の中に発信して、それを受け入れていただき、対価を支払っていただく、それを長年続ける事がいかに困難か・・・そういう事を知っている人たちは「新しい価値観や技法を産み出し、それを世の中に発信し、褒めてもらうだけではなく対価を支払っていただく事の困難さ」を身に沁みて分かっています。ですから、他人の手柄を掠め取ったりしません。

しかし、例えば「ちょっとこだわりのお店の店主さん」で、上記の「恥ずかしい人」は・・・

「元からあるものをただ仕入れただけで自分の作品と称する」

「自分のあいまいなイメージを、作り手のアイデアやオリジナルの技法で形づくってもらっただけのものを、自分の作品と称する」

「上手く行っている人に対して“僕が彼に気づきを与えてやっているんだ”と言う」

「少し作品を仕入れた事があるだけで“僕が彼を食わせてやっているようなもの”と言う」(食わせてやっている、とまではワザと言わないわけです)

(その他いくらでも)

人です。

元々の性質として「相乗り系の人」は(他人の功績に乗っかり世の中を渡っていくタイプの人)若いうちは「他人の手柄を掠め取るようなみっともねえ事、オレはしねえ。オレは一匹狼さ!」とか口では良く言うのです。しかしそれと裏腹に呼吸するように「相乗り」します。それが上記のように歳を取る程に、体力や精神力が無くなり「もっと酷くなる」わけです。

例えば、SNSのコメント欄などで評判の作家がいれば、あまり親しくも無いのにその作家と仲が良いように振る舞ったり、作者がいない所では「僕はいつも彼に気づきを与えていね、僕は彼の師匠みたいなものなんだ。今評判のあの作風も、僕が彼にこういうのを作ったら良いんじゃない?って言ってあげたから出来たんだ。作品もいつも買ってあげていて、彼の生活を支援してあげているんだ」とか「事実と全く反する事!!」を言うわけです。

そういう事が作者の耳に入ると流石にそのような「相乗りの人」に文句を言いますが、そうすると「ぼ、僕はそんな事言った事無いよ!君の生活を支える程、僕は君のを買い取っていないわけだし、そんな事言えないから!」とか「違うよ、誤解だよ!僕が君に創作の事を教えられるわけないじゃないか、逆に君のお陰で色々な事を知れて、感謝しているよ!」とか言い訳するわけですが(ようするに、事実は自分でも分かっている)熱りが冷めるとまた言い出します。さらに「彼にこの前、文句を言われてね。彼は最近売れてきて調子に乗っているんじゃないかな」なんて作者のいない所では言っていたりするのです。そういう人はそういう性質ですから、治りません。

まあ、創作に関わる世界では、そういう人たちは掃いて捨てる程おりますから私も慣れてはいるものの、その対応するのは「実に面倒くさい」し「不快」です。

しかし、それも仕事の一部ですから粛々と対処します。

古い世代や有名世襲関係の良い環境にいる人たちは「そんな事は黙って良い仕事をしていれば、無くなって来るさ」「反論なんてしたら、みっともない」「キミにも問題があるんじゃない?」なんてしたり顔で言ったりしますが、そんな風に放置しておいたら、このSNS時代、彼らは益々増長しますし、嘘放言を既成事実化されてしまいます。彼らはそういう事に関して、なかなか巧妙でもあります。言うまでもなく彼らは私にだけそうしているのではなく他の人たちにもそうするのです。

そうやって私を批判していた人たちが、いざその手の人の被害に遭うと私に相談に来るというのも良くある事です。

だから、しっかりと対処しなければなりませんし、一線を超えたら法的措置も取らなければなりません。

なあなあにはしないよ、という事を示さなければならないのです。

そういう軽薄な人たちはスグに調子に乗りますし、事態を軽く考えていますから好き放題やります。

一線を超えたら、キッチリ落とし前を付けてもらいます。


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