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観劇記録 The Star 悪魔と契約した男 

昨日、当日に友達から誘われて、行ってみよ!っと新宿のシアターサンモールという劇場にミュージカルを見てきました。

この物語にはメタファーとして『パキラ』という植物が出てきます。1000年に一度咲くというパキラの花の魔法。主人公の乙女の長い時を経て屈折した愛からこの物語は始まります。

お互いに生まれ変わり、今世で運命の女性を見つけ、ただただ、そばにいたい。しばらくはそこで満足していたのですが、取り巻く環境の変化によって押し殺していた欲望をとうとう抑えられなくなる。主人公の心の中にある悪魔が段々と力を得て目の前に現れてきてついには体を受け渡してしまうのです。

2人で堕ちることを選んだ男性と元の世界を選んだ女性。

テーマが結構重たくて深いのに、そもそもの設定がとても面白くてなんか思い出すと可笑しくなります。ミュージカル俳優として人気を博していた乙女がその俳優として自分の人生を捨て女装して好きな人がいる女性だけの劇団に入り込む・・・なんで???どうしてそんなおかしな選択をしたのか?普通に男性として、俳優としていくらでも近づくことができたのじゃないのかとか思うけど、そういう設定だし、その世界でのお話。

女装して劇団に潜り込むとかよくやるな。1000年前に魔法に取り憑かれているのかもね。自分の人生をキャリアを捨ててまで愛する人のそばにいたいと言えば純粋だけど、でも女装して自分を偽って四六時中演技しちゃって、他にいくらでも方法があったのになんでそうなる?いろいろ一杯一杯で渦中の人間はそんなもんなのかも。相剋って知らずにやってる時は気が付かない。一回知ると、あ、やってるなーと気がつくかもしれません。

結婚したり、離婚したり、付き合ったり、離れたり・・・その結果、運命のパートナーに出会えるといいですね。(おい!人ごとかよ?)今世の学びを共に深めていく運命のパートナー。なんやら面倒な気もしますが、運命のパートナーに出会うのか、運命のパートナーになるのかどっちなんだろうな。

ところでパキラ・・・20年くらい前、府中に住んでいた時、確かお祭りで当たって、後日届いたので育てていたのですが、その時、結構大変な時期でいろいろ私たち人間のドロドロの黒いのを吸い込んでしまったのかすぐ枯れちゃいました。そしてパキラに花が咲くなんて知らなかった。それに枯らすとよくないことが起こると劇中で言われて。え。。。確かに枯れた後にあまり良くないことが起きたかもしれません。お祭りで突然やってきたパキラ、ある日、突然やってきたミュージカルのチケット・・・うーん、パキラの魔法がここにも・・・

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#相剋 #観劇記録

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